初めての一人暮らしで、調理器具はまず何をそろえたらよいだろう?
そんな方々へ、自分の体験から、一人分から2~3人分くらいまでの自炊に適した調理器具をおすすめ第一弾は鍋でしたが、いかがでしたでしょうか。
さて、鍋は確かに必要だけど、野菜炒めやピラフなどの焼き飯系は鍋では難しいですね。
そんなわけで、初めての一人暮らしで揃えたい調理器具、第二段は
炒め物には欠かせないフライパンをお勧めしたいと思います。
実は、使い道は炒め物ばかりではないのですよ!
一人暮らしで使う最低限の調理器具第二段はフライパン!
一人暮らしで調理器具をそろえるとき、始めはあまり張り切ってあれもこれもと買い込まず、自分でよく作るものを思い出して買い揃えましょう。と、前回の記事で書きました。
一人で居る時は、面倒で、スパゲッティとか、レトルトカレーを温めるだけなどが多いのではないかと思い、まずは鍋のチョイスでした。
いくらこれから調理器具をそろえるからと言って、レトルトのスパゲティソースやカレーでは料理とは言えないではないか!
そんな声も聞こえてきそうですが、ここを読んでいる皆様は、調理器具を選ぶのにも、始めは何を買えばよいかよくわからない、初心者に近い方々が多いのではないかと思います。
フライパンは適当に買ってもなんとかなるよね?とも思われるかもしれませんが、フライパンも、用途によって使い分けることをおすすめします。
一人暮らしでもフライパンは2種類あると便利!
一つ目は大きめ深めのフライパン
フライパンも、ホームセンターや少し大きめのスーパーの調理器具売り場などで、いろいろな形や大きさのものが売っています。
さらに、大きさに合わせた蓋も、セットでついているものから、バラ売りで大・中・小とあるものまで、フライパンの選択肢は迷うほどです。
大き目のフライパンには、蓋とセットで売っているものも多いですが、蓋はあるととても便利ですので、蓋つきのを買うか、蓋も是非一緒にそろえてみてください。
蓋がない場合は、アルミホイルなどで覆って代用も可能ですが、大きめのフライパンについては、中が見られて焼き加減をチェックできる、透明な蓋がついているのがベストではないかと思います。
火を通したあとで、軽く蒸した状態にするとか、単純に熱の通りもよくなります。
そして、大き目のフライパンは、深めのものをおすすめします。
今、私が使っているフライパン(大)は、直径が25cm、高さが8cmある、ダイアモンドコートのフライパンです。
軽くて、片手でいためているものを宙に放って炒めるのもラクラクです。
クッキング漫画や、テレビの料理シーン、または厨房の見える料理店などで、調理人が、焼いているものを片手だけでポンとひっくり返しながら炒めているのを見たことがあるでしょうか。チャーハンや、野菜炒めなど、炒める前にかさばる食材などは特にですが、あれは、深めのフライパンのほうが簡単にできるのです。
「ちょっと待って?チャーハンや野菜炒めなら、中華鍋なんてよくない?前からああいう本格的なものにあこがれもあるから、この際そろえてみようかな!」
と、いう方もまれにいるのかもしれませんが、
始めはやめておきましょう。
あこがれだけでお手入れはできません。同様に、プロ使用の鉄のフライパンなども、常にお手入れをしていないと、気付いた時には既にカビがはえていたり、錆びたりしますし、
重いです。
仮に、軽いと言われるチタン製の中華鍋があるとしても
高価いです。
始めですので、背伸びはせず、一通りやってみて、改めて欲しい、必要だと思う時に、どんな中華鍋を買おうかと楽しみに選ぶとよいと思います。
でも、この記事を読んでいる方がたは、とりあえずどうすればいい?というところから、こちらの記事へ飛んでいらした方がほとんどだと思いますので(そういう方たち向けの記事ですので)、最初からそのような野望は抱かないという前提で続けます。
ふたつ目は小さい浅めのフライパン
大き目のフライパンが、たまにきちんと作る料理用とすると、小さいフライパンは、しょっちゅう使いの、本当に一人分だけに使うときのフライパンです。
ある朝はスクランブルエッグとウィンナーを炒めて。ある朝はハムエッグを作ったり、野菜を炒めてラーメンのトッピングにしたり。
私が現在使っている小さめのフライパンは、ティファールの直径19cm、高さ4.5cmのものです。
このくらいの大きさだと火の通りも早く、ササッと洗えて、たいへん使いやすいです。
毎日使いですので、1~2年ですぐに寿命となってしまいますが、小さいとさほどお値段はしませんので、いつも使いつぶしては、新しいのを買っています。
小さなフライパンは、本当に使いやすいので、今使っているものも、もう何代目になるのか数えられないほどです。
性能だけでなく、デザインや色を楽しむこともできるサイズなので、買い替えのときは気分転換になって楽しめます。
小さいフライパンにも蓋があると便利ですが、フライパンも、メーカーによって直径の大きさが微妙に違うので、すべてに合う蓋というのはなかなかないものです。
買い替えが頻繁だと、その都度蓋も一緒に買い換えるのがめんどうですので、アルミホイルで蓋代わりでも良いと思います。
わたしも、小さいフライパンに蓋をしたいときは、例えばハムエッグを作っていて、表面にも熱を当てて火を通したいときなど、水を差してアルミホイルをかぶせ、アルミホイルが蒸気で飛ばないように、その上に菜箸などを渡して押さえておきます。
ただし、菜箸をおもしにすると、ちょっと目を放した隙に菜箸をガスコンロの火で焦がしてしまった!などということもありますので、フライパンを火にかけているときは、決してよそ見をしないようにお願いします。
一人暮らしのフライパンの使い道
大きなフライパンは、揚げ物にも使えます。
トンカツ、チキンソテー、ハンバーグなどはまとめて作って冷凍保存なども。
大きなステーキを焼くのも良いし、ギョーザも焼けます。
ギョーザやステーキなどは、蓋があるほうがいっそう便利です。
お魚も、切り身であればグリルを使うより後片付けに手間がかからずに焼けます。
さらに、トースターがまだない場合は、パンを焼くこともできます!
時間が少しかかりますが、お休みの朝、ゆっくりした時間にジンワリと焼いてみてはいかがでしょうか。
フレンチトーストもいいですね!
小さいフライパンは、私が主に作っているのは、朝ごはんのスクランブルエッグや、ハムやウィンナーを炒めるとか、お弁当に使う玉子焼きなどが多いです。
親子丼も作れますので、親子丼用の鍋もいりません。
親子丼の場合は、やっぱり蓋が必要ですので、アルミホイルや鍋蓋を代用してもよいでしょう。
フライパンおわりに
私が一人暮らしを始めたのが、もう20年も前になってしまうのですが、始めは、フライパンは一つあれば十分だろうと思って、大は小を兼ねると、大き目のものをひとつだけ買いました。
引越ししたてで、他にもそろえなくてはならないものが色々あったし、最初はそれでよかったのですが、大きなフライパンがなかなか洗うのがめんどくさい。
特に、朝ご飯に食べるウィンナーをほんの2本か3本炒めるだけなのに、なんでこんなバカでかいフライパンを使っているのか・・・
なんて思うようになり、たまたまホームセンターで見かけた小さなフライパンが可愛かったのもあって、衝動買いしてみたら、これがまたムダがないのです!
よく、新入社や進学の時期に、一人暮らし応援グッズなどといって、調理器具のセットを格安で売っていることもあります。あれは確かに便利そうで、安いので買ってみようかな?とも思うのですが、セットで買うと、あきらかに使わないものが一つふたつ入っています。
使わないものが抱き合わせで入っているセットを買うよりは、使いやすいものを別々にそろえて行くほうが、ムダなモノがなくシンプルな暮らしではないかと思います。