これから初めて一人暮らしを始めるという方は、親元を離れて新天地へ旅立つ学生の方々や、新社会人の方々だけではありません。
単身赴任になったり、誰かと暮らしていたけど、一人暮らしすることになった方などもいらっしゃるでしょう。
そんなとき、今までは家にあるものをなんとなく使っていたけど、自分で初めて調理器具をそろえるとなると、まず必要なものはなんだろう?
そう思う方も多いかと思います。
「短期間の一人暮らしのつもりだから、大げさなものは揃えたくないな」
「気に入った調理器具を見つけるまで、間に合わせでいいの」
といった方や、
「後片付けが面倒なので、調理器具はシンプルがいい」
という方もいらっしゃるでしょう。
かくいう私も、後者のほうであります。
場所もとられるので、一人暮らしの狭い台所に調理器具を沢山置くのも避けたいのです。
そんな方々に、自分の体験から、単独から2~3人分くらいまでの自炊にも適した調理器具をおすすめしたいと思います。
自炊で健康管理したいけど、時間がなくて凝ったものは作れないし・・・
と言うあなたも必見!
シリーズでまとめてみましたので、是非ごらんくださいませ。
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一人暮らしで揃える最低限の調理器具第一弾は鍋!
一人暮らしで作る料理は、簡単に済ませる方が多いのではないでしょうか。
食材が余ってしまうことも多いし、仕事をしていて残業した日なんて、帰宅後にそんなにきちんとはできないですよね・・・
一人暮らしで初めて調理器具を買い揃えるなら、始めはあまり張り切ってあれもこれもと買い込まないで、自分でよく作るものを思い出して買い揃えましょう。
簡単でお金も時間もかからず、栄養もきちんと取れるのがベストですが、普段料理をしない人がどうにかできることと言ったら、スパゲティを茹でて市販のソースを温めてかけるとか。レトルトカレーを温めて、ゴハンにかけて食べるとか・・・
鍋は3種類~5種類持って使い分けると便利
一つめは大きめ片手鍋
一人暮らしで凝ったものは滅多に作らない。レトルトのスパゲティかカレーを温めることが多いというあなたであれば、スパゲティを茹でる片手鍋の大きめサイズがまずはおすすめ。
蓋もついていて、お湯がたっぷり入っても片手で持てるくらいのものがよいでしょう。
私が一人暮らしを始めた時、直径20cm、深さ10cmほどの蓋のついた片手鍋を買いました。
これが、とっても重宝!
スパゲッティを茹でるだけでなく、ちょっと手間をかけてみようと思ったら、 カレー、シチュー、モツ煮、おでん、トン汁、汁物なんでもござれです。
小豆を煮て自家製あんこも作りました。
色々なことに活躍してくれて、もう20年以上使っています。
二つめは中型片手鍋(ゆきひら鍋)
一人暮らしでよく食べるもので、スパゲッティとくれば、次はインスタントラーメンなどではないでしょうか。
「ラーメンなら、ラーメン屋に行くか、カップヌードルが楽だな」
とおっしゃる方も、かなり多いはずですが、ちょっとまってください。
どこかのCMではありませんが、インスタントラーメンに、野菜をたっぷり入れれば、立派な栄養補給食になるのです!
一人暮らしで健康をそこなうことがないように、袋入りラーメンを活用するのはお勧めです。
今は袋ラーメンも大変おいしくできていますし、作り方によっては、自分の口に合わないラーメン屋さんより安くておいしくて栄養もとれて、3大特典なのですよ!
そんなわけで、次に買いたい鍋のお勧めは、中型片手鍋。個人的にはゆきひら鍋です。
できれば蓋も別売りで揃えたいところですが、蓋はなくとも十分フル稼働できます。
蓋はいざとなればアルミホイルで代用できます!
片手鍋なら、さきほどのスパゲティ茹で用の大きめ鍋でもいいのでは?と思うかもしれませんが、ゆきひら鍋は、『軽い・扱いやすい・洗いやすい』の3拍子と、普段使いに本当に重宝なのです。
わたくしの持っている直径18cm、深さ7cmのゆきひら鍋は、インスタントラーメンにはもってこいのジャストサイズ!
野菜を一緒に茹でつつ、ラーメンを茹でても余裕のある深さと広さなのです。
さらにこの鍋、ひじきの煮物や、かぼちゃの煮物など、含め煮・炒め煮といった、ちょっとしたおかず作りにかなりの威力を発揮します。
昔から使われているものは、やっぱり良い!のです。
三つめは小ぶりの平型両手鍋(文化鍋)
薄型蓋付きの両手鍋は扱いがやさしく便利です。
個人的なお勧めが、やっぱり古くからある文化鍋です。
三つ目は一人用土鍋でも良いかな?と思いましたが、思いのほか重たくて洗うのが面倒なため、普通の両手鍋をチョイスいたしました。
現在私の使用しているのが、直径18.5cm、深さ7cmほどの文化鍋です。
これだと、2号のご飯を炊くのに丁度適しています。
個人的な思い入れなのですが、私は一人暮らしを始めた時、どうしてもこれが欲しかったのです。
私の母の生家は、園芸農家なのですが、子どもの頃、夏休みにお泊りに行くと、祖父が近所の養鶏場から物々交換で野菜と引き換えにもらって来た鳥の皮を、文化鍋で甘辛く煮付けてくれました。
それが大変おいしくて、私にとっては田舎でしか食べられない味であり、東京の家では見たことがない金色の小さな両手鍋が、まるで魔法の鍋のようにカッコよく見えたのです。
自分がシンプルな生活に憧れるようになったのは、あの頃の祖父母の生活を体感していたからではないかと思います。
なぜ両手鍋の小さめサイズを勧めるか、ですが、私は洗い物が苦手なので、後片付けが楽なものばかりのチョイスなのです。
自炊を毎日続けるならば、負担になることは極力避けたいと思い、時間を短縮するためにも手入れが楽なものを、という理由で選んでいます。
両手鍋の大きいものになると、容量は大きいので沢山作れますが、両手がふさがってしまい、洗うのも大変になってきます。
片方の手が空くかどうかで、作業効率も断然違うのです。
ですので、一人暮らしで大量に作る必要のない場合は、両手鍋に関しては小さめのものを選びます。
四つめは一人用土鍋
三つ目の鍋に、土鍋にするか平たい両手鍋にするか少し悩みましたが、一人暮らしの場合限定で記事をかいておりますので、土鍋は洗いづらいし、手入れに手間がかかるため、避けたいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただし、土鍋は保温力がすばらしく、やはり冬場に効力を発揮します。
土鍋でご飯を炊くのもとても良いです。
鍋は大勢で食べるのがおいしいという方も多いでしょうけれど、一人土鍋で一人鍋をするのも、野菜をたっぷり食べやすいし、好きな具を選び放題です。
鍋焼きウドンを自分で作ってみるのも楽しいし、おかゆやおじやなども、ダイエットや胃の調子が悪い時にとても重宝です。
風邪は冷えからくるので、冬場はキムチ鍋で暖まるのもお勧めです。
私は一時期キムチ鍋にはまってしまい、毎日のように食べていた冬は、風邪をひかなかったことがあります。
ですので、4つ目の鍋は、冬場に大活躍の一人用土鍋をお勧めいたします。
五つ目の鍋はまた片手鍋
これはまたも個人的な好みなのですが、五つ目には、小さな片手鍋をお勧めします。
二つ目にお勧めしたものよりも一回り小さいもの。そして蓋のついているものです。
ゆきひら鍋でもよいのですが、蓋がついていて、小さめでしたら何でも良いと思います。
完全に好みでありまして、何故お勧めするかといえば、私がお味噌汁大好きなので、味噌汁用に小さな鍋があるととても便利なのです。さらに、ゆで玉子を作るにも、小さな鍋が手ごろです。
でも、味噌汁はインスタントでお湯を注ぐだけのもので十分!と思っていらっしゃる方は、わざわざお鍋を買わなくても良いと思いますし、生活していって、これがほしいなと思ったものを五つ目に入れるのが一番良いと思います。
おわりに
今回、ご紹介いたしました鍋は、すべて自分で使用しているものであり、ガスコンロで利用しています。
今はIHコンロを使われている方も多いのではないかと思うので、ガスコンロ対応の鍋は、今後は使う方が限られていってしまうかとも思いますが、少し前の住宅であれば、大抵はまだまだガスコンロ使用も多いかと思います。
先の震災を振り返るに、計画停電等で電気が止められることも多く、ガスコンロが使えると、お湯を沸かせるだけでもかなり助かったのではないでしょうか。
便利な世の中ではありますが、必要以上の便利さに慣れきってしまう前に、直火の良さも感じて頂けると幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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