最近、腰の痛みがひどくなってきたので整形外科を受診しました。
実は私、派遣でコールセンター勤務をしているのですが、
座りっぱなしの勤務環境や休憩の取りづらさが重なり、どんどん腰が悲鳴をあげてきて…。
「これって労災になるのでは?」
そう思って調べてみたら、意外なハードルがいくつもあったんです。
今回はその体験をまとめてみました。
「腰痛=労災」は甘くない?
労災=ケガや事故のイメージがありますが、厚労省のガイドラインでは「腰痛」も対象になるケースがあります。
が、実際にはかなり条件が厳しいようです。
労災と認められるためには
・重い荷物を扱うなど、明確な物理的負担があること
・長時間の同一姿勢が原因で、業務と腰痛との因果関係が認められること
・診断書や勤務記録、作業環境の証拠などが必要
腰痛発症自分のケース(正直、難しい)【実体験】
私の場合はこんな状況でした:
・コールセンターで1日ほぼ座りっぱなし(休憩は昼1時間+10分2回)
・スマホ持ち込み禁止で、作業環境の写真は撮れない
・上司の発言(精神的なプレッシャー含む)も録音できない
・整形外科では「骨には異常なし」と言われたが、ストレートバックの傾向があるとのこと
正直、「これだけだと労災は難しいですよね」と感じています。
ストレートバックとは?
本来、背骨(特に胸椎〜腰椎)は緩やかなS字カーブを描いていて、
地面からの衝撃を吸収する“バネ”のような役割をしています。
しかし、このカーブが失われると‥
・肩こり・首こり・腰痛・猫背・巻き肩が出やすい
・胸郭が狭くなりやすく、呼吸が浅くなることも
この、背骨まっすぐ状態を「ストレートバック(平背・へいはい)」というのだとか!
これは、長時間の座位・猫背・筋力低下などが原因で徐々に起こるケースも多いとのこと。
今回、病院でレントゲンを撮ってもらい、
初めて自分が「ストレートバック傾向である」ことを知りました!
この道はいつか来た道‥
ああ、そうだよ‥
以前、酷い肩こり首こりで頭痛持ちで、肩こり外来を受けに行ったところ、
やはりレントゲンを撮ってもらい、ストレートネックの宣告は既に受けておりましたが‥
まさか‥腰までも‥?
しかも、ストレートバックなどという言葉があるぐらいですから、
ストレートネックに続いて、PC環境における現代病として認識されているのでは‥?
ちなみに、ストレートバックを緩和するストレッチは簡単なのがありました。
昔、在宅の仕事をしていた頃はよくやっていた腰のストレッチでした。
そういえば最近やってないなあ‥
これは腹筋などと違って続けられそうです。
ストレートバック緩和ストレッチ
・ワイパーストレッチ(骨盤ゆらし)
仰向けで膝を立て、膝を左右に倒すストレッチ。
腰の緊張がゆるみ、血流が促進されます。
・ペルビックチルト(骨盤前後傾運動)
骨盤の傾きを整える運動で、簡単な体操です。
腰回りの緊張緩和や、背骨の自然なカーブの回復に役立つとのこと。
効果として
・腰椎の緊張がゆるむ
・骨盤まわりの血流が良くなる
・正しい骨盤角度(=正しい姿勢)を意識しやすくなる
・キャット&カウストレッチ
ヨガでお馴染みのポーズです。
四つん這いになり、背中を膨らませたりそらせたりしながら呼吸するストレッチ。
ヨガは、腰痛が酷い時はしない方が良いポーズもあるとのことなので、ムリなく行いましょう。
上記3点をこまめに行うだけでも、かなり症状が緩和されそうな気がしますね!
お医者さんの“含みのある一言”
私はすでに、
「今の仕事を続けていては、腰痛は絶対良くなるどころか悪化して行く!」
と、思っていましたので、お医者さんに止めてもらえるなら転職の決意も固まるだろう!
とすら思っていたのでしたが‥
レントゲン写真を見たお医者さんは
「仕事を辞めろとも言いきれませんが、これで長時間座ってるのは、確かに腰に影響はありますね‥」
と、どっちつかずのお言葉。
そうですよね‥
左様でございますよネ。
そんな、個人の人生を左右するような責任のある発言を、たやすくは言えませんよネ‥
お医者様という立場とあってはなおさら、言葉に重みがございますし‥
あとは、
・自分自身の判断で辞めるか
・職場に環境改善を求めるか
しか、選択の余地はないですわネ‥
「職場に環境改善を求めたところで、どうにもならん!」
と思うからこそ、今まで能力のある人がボロボロ辞めて行かれたのだろうなあ‥
結局そのほうが個人で動くなら手っ取り早いですから。
でも、すべての職場がそんな感じで回っているとしたら‥?
なんて思うと、なんとも酸っぱい気分になってまいります‥
おわりに
自分の体を守れるのは、自分だけ
今回は労災申請には至っていませんでした。
でも、こうして記録に残すことで、同じように悩む誰かのヒントになればと思います。
無理しない
体の声を聞く
情報は調べておく
腰痛は“目に見えない”からこそ、軽く見られがちですが、
「腰が痛い」は、れっきとしたSOSです。