GWも後半となり、皆様におかれましては、おでかけをしたり趣味に過ごしたりしていらっしゃるでしょうか。
もちろん、お仕事の方もいらっしゃるでしょうね。おつかれさまです。
わたくしも、ひさしぶりにGWに連休となり、やりたいことをゆっくりできると喜んでいます。
たまった家事や片付けに追われながら調べものをしたり、楽しみに観ているYouTubeの配信を娯楽にすごしています。
最近のYouTube配信は、趣味や娯楽で探すと本当に良い動画を上げている方が沢山いらっしゃいますね。
そんじょそこらのTV番組では真似できないものも多く、見応えがあります。
しかし、ここ数年、気になることが‥
GWぼっち女ひとりで孤独な‥のタイトルがネガティブすぎる件
当ブログ、「ひとりチョコミン党」という名のとおり、一人暮らしの生活をメインに送らせて頂いております。
ひとり暮らしは孤独でもなんでもなく、むしろ一人を楽しむ自分の一人ならではの楽しみ方などもお伝えできればと思っております。
しかし、最近と言いましょうか、ここ数年の流れなのでしょうか?
結婚せず単独で暮す人が激増しており、今や人口的にも世帯を持つ人らを上回って一人暮らしが多いというのに、今だに世の中のメディアやブログ、YouTubeの配信などでは、タイトルに
「ぼっち」「こどく」「ひとり女」「独身孤独タヒ」「孤立タヒ」
などの言葉で、いかにも「一人は悲しい」、「孤独はつらい」のようなメッセージを表現しています。
ひとりはそんなにつらい事なのでしょうか。
家族といようがなんだろうが、タヒぬときは一人でタヒぬときは多いです。
ひとりを生きている人の多くは、タヒぬときがひとりであることの心配よりも、むしろ、発見が遅れて他の方に迷惑になってはいけないとか、自分の私物を整理しやすくしておこうとか、そちらを気にします。
数年前から流行り出した『終活』などもそうですね。
ひとりで生きるを決めた人、ひとりで生きているのを受け入れている人は、逆に、そこまで「ひとり」であることにもこだわってないのではないでしょうか。
なぜわざわざタイトルにネガティブワードを組み入れるのか?
私の勤め先で仲良くしている女性の友人の話をしましょう。
彼女は、真面目で休みも取らず、平日は自分の出勤前に車で駅まで夫をお見送りして、お弁当も作って残業もいとわないという超人ですが、最近、思いきって一人旅をすることにしました。
「家族と暮らすようになって初めて一人旅する!」
と、すべて自分中心の行程スケジュールを立て、ワクワクして出かけて行きました。
お出かけの際はご家族が新幹線の駅までお見送りしてくれたそうなので、家族仲も良いです。
そんな人ですら、一人の時間を熱望していたわけで、
ひとりの時間が持てるって、とても贅沢なことです。
なのに、世間ではいまだに、「家族がいないと寂しいこと」「ひとりはつまらないこと」のイメージをすりつけてきます。
どうしてなのでしょうか。
「家庭をもたないと少子化が止まらない」
なんて言う人もいますが、家庭を持たないシングルマザーなんて沢山居ます。
最近、ネットで興味深いデータもみかけました。
内閣府が調査した、家庭での家事の負担率を男女別で表したグラフを、舞田俊彦さんがグラフにされていました。
日本の特徴らしいな。 pic.twitter.com/Ch1mCayLto
— 舞田敏彦 (@tmaita77) May 3, 2025
家事をしない男性がすこぶる多いのが日本の特徴のようです。
さらに、未婚男性の不幸感もグラフにされていました。
日本の未婚男性の不幸感はスゴイな。 pic.twitter.com/800A3AOex6
— 舞田敏彦 (@tmaita77) April 25, 2025
日本の未婚男女の不幸感は
男性=48か国中4位
女性=48か国中47位
家事や子育てに共に協力しあう家族が居れば、家庭をもって子育てするのは幸せなことでしょう。
そうはならない場合が多いためシングルマザーも増えるのではないかと思います。
ではなぜ、幸せなはずのシングル女性が、タイトルにネガティブワードをわざわざ組み入れるのでしょうか?
理由を推測してみます。
理由その1:不幸な人(女性?)を探す人が居る。
残念なことに、世の中には人の不幸を見て溜飲を下げるタイプの人がいます。
自分でも、意地悪をされたイヤな相手や嫌いな人が、おろしたての革靴を履いている時に道に落ちているウンコを踏んだり、ドアに小指をぶつけたりすれば「ザマアミロ」ぐらいは思います。
わざわざそんな不幸な人を探して溜飲を下げようと思う人が、「ぼっちで寂しい」とか、「孤独だ」とか言ってる人を探して、優越感に浸るとか、共鳴を得るとか、色々思うのでしょうか。
しかし、検索してみたら、配信している「ぼっちで寂しい」はずの人は、自分より良い暮らししていたり、楽しく旅行していたりすることの方がしばしばです。
理由その2:タイトルに自虐不幸ワードを入れるとアクセスが集まりやすい。
ブログを書いたり、YouTubeの配信の配信などをする人には、アクセスを集めるために、検索で引っかかりやすいワードをタイトルに使う場合があります。
炎上商法なども、アクセスを集めたいがために、わざと注目をあびるための燃えやすい言葉を使って発信するでしょう。
この記事も、そんなワードが満載となっているため、ややビクビクしております。
でも、そんなワードを入れて集まって来る人は、他人の不遇を眺めて満足する人らだったりするので、広告収益を得ようとしたところで大した収益にはならないものです。
理由その3:配信者が本当に孤独で哀しいと思っている。
ご本人が気づいていないのかもしれませんが、YouTubeなどで、孤独だぼっちだと言いながら配信している方々は、けっこう楽しそうです。
パソコンを持っていて、撮影できる機材を持っていて、アクセスがそこそこ集まる程度の配信をする能力がある人は孤独でもぼっちでもありません。
不幸のカテゴリーには入らないでしょう。
理由その4:嫉妬を避ける
この記事を書いていて、「アッ結局コレなのかな‥?」と思った結論です。
上記しましたが、一人の時間が持てるって、とても贅沢なことです。
家族がいて一人の時間が持てない。ひとりの時間を切望している人も多いです。
さらに、家族がいなくてひとりの時間を謳歌できるはずなのに、一人で過ごすアイデアがない、一人で楽しそうにしている人のようにできない、お金がなくて何もできないと思い込んでいる人。
一人の時間を楽しんでいる動画やブログを見て、嫉妬に駆られてコメント欄に悪態をついたりする場合もあるのかもしれません。
一般的な視聴者の人は、そんな配信を観れば
「アッ楽しそう真似してみようかな。」
「羨ましい!自分にはできないけど応援しよう!」
ぐらいに思うものです。
「孤独な自分」「ぼっち」そう書いておくことで、
「エ〜?こんなに楽しそうなんだからボッチとか言う事ないんじゃない?」
「自分よりよっぽど良い暮らしをしているみたいだが、世の中はこんな暮しでも不幸に感じる人はいるのだなあ」
と、観ている人の溜飲を下げるもくろみでしょうか?(笑)
趣味的な配信などでは、そんなに荒れることはほぼないでしょう。
(むしろ趣味的な配信でわざわざ「ぼっちで」「孤独で」「ひとりめし」とか断る必要もなさそうな気がしますが‥)
いずれにしても「ひとり」はもっとポジティブにとらえてほしいものです。
おわりに
自分でなにもかもできる!ひとりで生きる!
と去勢を張るのは、それはそれで疲れてしまいます。
かといって、誰かが居ないと生きていけない!自分は不幸!ぼっちさびしい!
というイメージも、ナンダカナーと思う次第です。
ひとりの時間がつらい人は、他者に何かを期待していて、それが叶わない人なのかもしれません。
最近どハマり中のYouTuberさんです。いずれも女性です。
そうだ、お家をつくろう【クメマリchannel】
くめまりさんはシングルマザーさんのようですが、古い家を購入し、ほぼひとりで素晴らしい住処にリフォームして行く様子が素晴らしいです。
動画の中で「こんなとき誰かに手伝ってもらえたら‥」とこぼすこともあるのですが、おおむね一人で全てこなしてしまいます。
特別な器材や資格が必要など、自分では無理な時だけ業者さんにお願いしていますが、あまりの手際に素人との差をしみじみ感じとるシーンなどもあり、人はひとりのようでいてひとりではないと感じさせます。
最後は美味しそうな料理の動画で、更に「自分も頑張ろう!」と元気出ます。
お隣りの空き家も購入したとのこと、今後の展開も楽しみです!
貯金1000万の日常
自虐オンパレードで、ネガティブワード満載です(笑)が、節約ネタや社会問題提起をここまで赤裸々に語る配信者さんはあまり居ないのでは‥?
総資産2,000万円となってからはタイトルに自虐ワードは入れなくなりましたが‥(笑)
配信者ハナさんの生き様を見せつけてくれますので、自虐ワード入れるならこのぐらいやらないとなあ~!
と思わせてくれます。
倹約に力を入れようと思ったときに初期の頃の動画はパワー与えてくれます。
「倹約してても楽しみを見つける」というスタンスは、ぼっちと言いつつぼっちを感じさせません。
強い意思でぼっちを弾き飛ばしている感もあります。
最近は家族に亀のきみちゃんを迎えておだやかに過ごされているようです。
故まついなつきさんのエッセーの中にあった言葉だったかなあと思うのですが、
ひとり暮らしを始めたばかりの頃に、私を支えてくれた言葉があります。
「ひとりで生きるな、ひとりを生きろ」
確か『笑う出産』の中にあるエピソードではなかったかと思うのですが‥
他にもエッセー本持っていたので、そちらに掲載されていたかもしれません。
ひとり暮らしについての本も出ていたはずなのですが、早くに亡くなってしまい、今では在庫を探すこともできないようで‥
本は簡単に処分すると再度手に入れるのが難しいと知ったのは、手離してから何年も経ってからでした‥(涙)
まついなつきさんも、2度の出産後、ひとりに戻られていたようです。
「ひとり」ネガティブワードじゃないんですよ。