大ブームになった『イカゲーム』シーズン2の制作が正式発表となりました。
そうなると、1でよくわからなかった数々の謎も明かされることになる?と期待が高まります。
特に気になっているのが、ドラマの要所要所で重要な役割をこなしているにもかかわらず謎だらけの男‥
そう、フロントマンことファン・イノ(イ・ビョンホン)です!
彼の謎をほじくり出して検証してみようと思います。
イカゲーム1まだ観ていないかたは、ぜひご視聴後にお読みください!
フロントマンはもと無職?弟は超有能刑事
フロントマンこと、ファン・イノ(イ・ビョンホン)は、家族に黙って失踪しています。
心配する母に替わり、弟のファン・ジュノ(ウィ・ハジュン)が探しに行きます。
「いつものことだ」と言うファン・ジュノの口調から、時おりそうしたことがあるようです。
失踪僻がもとからあったのか、イカゲームの運営に関わってからかはわかりません。
定住はしていないようです。
弟ファン・ジュノは、兄の部屋で見覚えのある名刺をみつけます。
それが、最近警察に殺人事件があると駆け込んでいたソン・ギフンの持ってきたものと関係があるとみて、単独捜査を始めます。
この弟さん、一人で組織に入りこむわ、組織のスタッフと危ういやりとりをしながら何度も入れ替わるわ、相当な敏腕です。
ところで、兄であるフロントマンは、フロントマンとしての職業に就く前は何をしていたのでしょうか?
フロントマンは以前無職だった?
弟ファン・ジュノは、フロントマンの事務室に潜伏し、過去の運営書類を調べていたところ、兄がイカゲームの出場者であり、優勝者であったことを知ります。
イカゲームでは殺戮(さつりく)場面やスリルな展開が多すぎて、そちらにどうしても目が行ってしまうのですが、フロントマンが優勝者だった事は、実は相当大きなポイントだったはずです。
イ・ビョンホンが演じてるんですからそりゃあデカい謎がないとおかしいですよね!(←)
それはさておき、フロントマンとして運営側になったのは、イカゲームに出場してからではないかと想像します。
イカゲームに出場したということは、無職か、さもなくばお金に困窮(こんきゅう)してやむなくとか、行き場のない状態だったはずです。
そうなると、失踪僻というのも、何か人生や生活に疲れたかどうかして、家族と顔を合わせにくいといった事情があったのかもしれません。
そんな中、どうしてもお金が必要な何かがあったということでしょうか。
弟が、命がけで組織にに潜伏して探しに来たり
弟を追い詰めた時も、わざとボンベの空気を抜いて大きな音を立て、追っての存在を知らせたり
「死なせたくない」
と言ったことから、弟さんとの仲は悪くなかったようです。
お金の無心をして家族から疎ましがられていたといった感じでもなさそうです。
韓国では、目上の人に対して礼節を重んじ、それに伴って、年長者は弱者や年下の面倒をみるといった風潮があるようです。
理想や信念としてはそうでも、経済力がともなってこその倫理である場合も多くあります。
イカゲームに出場せざるを得ない事情があり、長兄としての面目から、家族とは距離を置いてしまったのではないでしょうか。
あくまで推測ですが‥
フロントマンはイカゲームの優勝者だったのに質素な暮らしをしているのはなぜ?
弟が自分の住居を訪ねてきた時、ファン・イノはすでに失踪していました。
残された部屋は、綺麗に整とんされており、失踪した人の部屋には見えません。
難しそうな洋書や、音楽CDのようなもの、文化愛し、教養の高い人のようです。
イカゲームの運営の際、どこかからかかってくる電話に英語で対応していることから、英語話者でもあるようです。
そういえば、弟さんも英語話者でしたね。
イカゲーム1でも、ソン・ギフンの幼馴染で、ソウル大学に通っていたエリートだったはずのチョ・サンウも、転落の果てにイカゲームに参加しています。
もとの立場がどうあれ、転落は早いということですね‥
弟のファン・ジュノが探し当てた兄の部屋は、受験寮でした。
韓国では、受験勉強に集中するための部屋を借りる場合があるそうです。
最近では、お金のない人や旅行者が仮の宿として利用ている場合も多いようです。
寮の大家さんは、1週間前の家賃支払いを未納したまま、毎日連絡をとっているが音信不通だと弟に告げます。
イカゲームが始まる頃に呼び出されたということでしょうか。
それにしても、イカゲームの優勝者で、賞金を沢山受けたはずの人物が、安宿の家賃を滞納するほど余裕なく暮らしているのが不思議です。
失踪が「いつものこと」と、弟が言うように、以前からこの生活はしていたのでしょうか。
そうなると、以前は受験寮に暮らす受験生だった可能性もあります。
警察の事情に詳しいフロントマン
フロントマン(ファン・イノ)は
・受話器を逆に置いて、侵入者の存在に気付く
・警察で使っている拳銃の種類を弾丸から見抜く
・警察の規則として、拳銃に普段入れている弾丸の数を知っている。
・追い詰められた弟に向かい「韓国の警察は勤勉ではないぞ」と言う。
など、警察の内部にも精通している?と思われるエピソードもあります。
もしかして、もと警官だった‥?
もしくはそれに関連した仕事だった可能性もありますね。
フロントマンは以前警察官だった?
ネトフリ配信中の韓国ドラマ『ムーブ・トゥ・ヘブン』見ていて知ったのですが、韓国では安定した公務員の仕事に就いている人はもてはやされているようです。
どこも不況なのですね‥(泣)
さらに、同じくネトフリ配信中の『明日』でも、主人公チェ・ジュヌンの友人が、公務員試験準備生として暮らしています。
何度も警察官の試験に落ちて打ちひしがれ、自死を選んでしまおうとするエピソードがあり、警察官試験は相当な難易度のようです。
警察官試験と言えば、『梨泰院クラス』の主人公も警察官の試験通過間違いなしと言われていたにもかかわらず、親のしがらみからあきらめざるを得なくなりました。
まっとうに生きて、希望をもって努力していた真面目な人間が浮かばれず、さらには自分の落ち度でないことで夢をあきらめざるを得ない‥
韓国ドラマではそんな社会がよく描かれています。
フロントマンは、もしかして、警察官の試験を受け続けていた公務員試験準備生だった?
弟が先に警察官として活躍してしまい、兄として後ろ暗いところがあった?
受験費が稼げず、イカゲームに参加してしまった?
なにかしらの不正の被害にあい、将来をつぶされてしまった過去がある?
チャンスを生かしてのし上がる者がいることもあるでしょう。
その反面、多くの、どう努力しても裏目にしか出ず、「外に出ても地獄だ」とイカゲームに舞い戻り、命を落とすことになる人々が‥
イカゲームのエピソード5「平等な世の中」で、不正をしたスタッフを処刑する前、フロントマンはこんな言葉を残しています。
「最も大事なものを奪った事は許せない。平等だ。
ゲームでは、皆が平等なのだ。
参加者全員が、同じ条件のもとで競う
不平等と差別に苦しんできた人々に――
公平に競える最後のチャンスを与えるのだ。
その原則を、お前たちが破った。」
この原則こそが、フロントマンが残酷なゲームであるイカゲームに惹かれた要因ではないでしょうか。
あくまで推測です(笑)
そんな推測も、イカゲーム2でどんなふうに覆されて行くのでしょうか?
2でもフロントマンは大注目ですね!
なにしろイ・ビョンホンですし!
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