一人暮らしだと、生活費はすべて自分で払うので、洋服代や暖房費などの電気代のかかる冬は暮らしにくいものです。
ですが、私が以前、食費を一ヶ月一万円に抑えてみようと試したところ、冬は意外と食費を抑えやすい季節だと気がつきました。
秋から出回るジャガイモ・たまねぎ・ニンジン・ゴボウなどの根菜は日持ちがするし、葉つきの大根なども出回り、部屋が寒いので、冷蔵庫に野菜を置かなくても腐りにくいです。
さらに、スープや鍋など、温まって沢山作っておける料理が多くなるので、作りおきすれば、多忙な師走には便利です。
今回は、くず野菜のはずだった野菜が見事に有効利用できるまでを記録しました。
一人暮らしの寂しい台所は野菜を育てて心にも彩りを
大根の葉っぱを育ててみた
2月6日
始めは、なんとなく始まったことでした。
自分で漬物をつけたら安上がりかな?
と、ぬか床を作り始めたのですが、冷蔵庫でしなびた大根を見つけて、つけこんで、切った葉元を遊びで飾ってみたのです。
2月10日葉が伸び始めた
なんとなく台所に放置しておいたら、葉が伸び始めているのに気付きました。
こいつ、このまま育ったら食べられるな。
2月17日観葉化
水をやって育てていたところ、葉が伸びて可愛くなってきました。
名前をつけようかな・・・なんてっ☆
オシャンティなティータイムのアクセントにも☆
2月22日命名
お誕生日間近なので浮かれてスーパーで半額おつとめ品の寿司を買ってきました。
もちろん彼も一緒に祝ってもらいます。
彼にダリオ・ハッパデルニェーロと名づけました。
なんとなくヨーロピアンな風合い漂う大根葉となったでしょうか?
ちなみに寿司の後方にある茶色いわけわかんないのは舞茸天ぷらです。
惣菜で売っていて食べたかったから、買ってきて塩で食べました。
2月26日
ヌカ床は危うく腐るところでしたが、ダリオは暮らしを見つめる大根葉となりました。
3月3日
ダリオ・ハッパデルニェーロにお仲間が増えました。
ダリオは青々と茂ってすっかりうまそうになっています。
ダリオの下に写っている種はある柑橘類の種で、職場の中国人女性がお昼に持ってきてふるまってくださったブンタンです。
なつかしくおいしくて、種を頂いてみましたが、こちらは帰宅後忘れて放置してしまったため、育てることができませんでした。
3月11日 デルニェーロ剪定
新芽は出るけれど、大きな葉が育つと、古い葉は栄養を取られて黄色くなって落ちてしまいました。
最初から次々と食べてしまえばよかったのです!
明日のお弁当のおかずが決まった瞬間でした。
ハゲニェーロん~☆
刈入れ後もまだ芽が出ているのですが、さらなる展開を期待してもよいでしょうか?!
いい具合に伸びてききているニンジン!
彼の名はニコラス・ハッパデルビエントスくん!
彼は以前、ピザのトッピングで活躍!
3月12日 デルニェーロ弁当
デニェ坊ったら、火が通り過ぎて小さくなってしまいました☆
3月15日
ダリオ・ハッパデルニェーロ
「いける!まだまだやれる!じぶんはできる!」とのことです!
ハッパデルビエントス君は、一度刈ったらまた元気に伸びてきたので、少しずつ食べていればよかったかしら?
3月23日
寒の戻りで、翌朝には霜も降りるところもあるとかいう寒い夜。
青葉が切れたので、ニコラス・ハッパデルビエントス君にご登場頂きました
人参葉って繊細ですね。
3月26日 そろそろ玄界灘・・・
おわかりいただけるだろうか?
かねてより楽しませてくれたデルニェーロ氏は、最期にお花を見せようと努力してくれているようだが、おわかりいただけるだろうか?
しかし、朝晩毎日水を替えていたけれど、この翌朝には葉が黄色くなっていました。
よく頑張りました。
彼はその後即身仏と化したので、プランターの土にまぜて腐葉土になってもらうことにしました。
お弁当にも活躍して、楽しませて頂きました。
キャベツの葉っぱを育ててみた
そしてまた・・・
おわかりいただけるだろうか?
外側からむしって食べていたキャベツの伸びた芯から、さらなる芽がでていることを。
確認いただけるだろうか?
彼女にはキャサリン・ハッパデルソルと命名。
アメリカ風にキャッシーと呼んでね?!
キャッシー!
そして気付けばいつの間にかキャサリン・ハッパデルソルが
モッサー伸びてきました~!
ちなみに、キャベツは、芯の根元の部分から、芽がいくつも出てきます。
キャベツは、一人では多すぎると思わず、冬場でしたら安い場合は1個まるまる買って、工夫して食べきるようにすると、栄養も高く、食費節約の助けになります。
その場合、外側から一枚ずつはがして使うと日持ちします。
半分にカットされているものを買うと、切り口からすぐに痛んでしまうので、冷蔵庫での保存が必要です。
冷蔵庫で保存しても、丸ごと一個を寒い台所に常温で置いておくほうが日持ちするのです。
豆知識ですが、胃薬のキャベジンという薬の名前の由来はキャベツの成分が入っているからなのです。
キャベツの中にあるビタミンUという成分は、キャベツにしか入っておらず、胃粘膜を保護するので、忘年会シーズンで胃腸の弱る季節には、毎日積極的に食べておきたい野菜なのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
これから春を迎えようとする季節は、野菜から葉がよく育つので、それを利用することができるのです。
葉つき大根が近所で売っていないとお嘆きのあなたには、カブをお勧めします。
大根は、葉つきのものは置いてないこともありますが、カブは大抵葉つきで売っています。
葉にも栄養が沢山含まれています。捨てずに、よく洗って使いましょう。
こちらは玉之丞・ハッパデルビッシュ・優。
彼には兄弟がいたのですが、育つ前に食べられました・・・
根菜類の他に、豆苗(とうみょう)なども、よく育つので有名です。
一度買ったら、根っこの部分を捨てずに、毎日水を変えてやるだけで、買ったときと同じくらいに増えて、2,3回は繰り返し育てられます。
野菜を育てるには、窓からの明かりが少しあれば、毎日水をかえるだけです。
青々と葉をだしてくれる野菜をみると、目にもなごみます。
日照不足で野菜が高くなっているときなども、ぜひお試しくださいね。