初めての一人暮らしで、調理器具はまず何をそろえたらよいだろう?
鍋にフライパン、ザル、ボウル、ヤカンと続けてまいりましたが、第六弾は調理器具の中でも、小物類を取り上げてみましょう。
調理をするにあたり、食材を切ったり、できたものをお皿に盛り付けたりするには、それに適した道具があるわけですが、こればかりは、代用が効かないものも多いです。
たとえば、お味噌汁をおわんにつぐお玉。普通のスプーンでは具も汁も一気にすくえません。
ですので、お味噌汁を自分で作りたい!と思う方であれば、買うべきです。
ただ、家での調理を、どのぐらいまでするかによって、揃えるものも変わってくるでしょう。
この記事は、今まで料理などもあまりして居ない方が一人暮らしを始めた場合、という前提に立って書いておりますので、細かい道具もひとつひとつあげていこうと思います。
使いかたによってはいらないな、と思うものも出てくるかと思います。
まず始めに揃えたい調理器具のお勧めですので、調理をしているうちに、やっぱり必要だな、と思えば、買い揃えてゆくとよいでしょう。
一人暮らしで使う最低限の調理器具第六・小物類!
一人暮らしで包丁とまな板は必要?
包丁を使う方は、今の時代どのぐらいおられるでしょうか?
私は包丁もまな板も持っていますが、まな板は小さめのサイズのものを使っています。
大きなものもありますが、ほとんど使っていません。シンクが小さいため、大きなものを洗うと水がシンクの外に流れて服にかかってしまうとか、片手でつかみにくくて洗うのが面倒だからです。
一人暮らしの調理だと、材料は少ないし台所も狭いため、あまり大きなまな板も必要ないのです。
キッチンばさみを使って、材料をボウルへ切り落としていくこともできますので、包丁やまな板がどうしても必要な場面は、あまりなくなっているかもしれません。
調理をほとんどせず、野菜は市販のカット野菜、お肉やお魚も切り身やバラ肉を買う方でしたら、まったくと言っていいほど使うことはないでしょう。
お野菜は、生のものを買って家で調理すれば、栄養も高いまま新鮮なものが食べられるし、お金も割安になりますが、一人暮らしの場合は、材料を使い切らないうちに痛んでしまうことも多くなり、結果的にムダをしてしまった。という場合もあるのです。
お金よりも時間を節約したいと思う方は、包丁とまな板はあえて持たずに済ませる、という方法でもよいのかもしれません。
それでも、とりあえずあれば使うだろうし、いずれは包丁を使いこなせるようになりたい。という方であれば、普通に包丁とまな板を買っておくと、あとあと色々できることはありますので、やはりひとつはあると良いと思います。
場所をとらないカッティングマットのようなタイプは、切った材料を鍋やフライパンにうつしやすくできています。
包丁とまな板が一体になっているセットなどもありますね。
キッチングッズのコーナーで色々想像をめぐらせ、自分で使いたいものを選んでみてください。
菜箸(さいばし)
何の変哲もない木製の長い箸ですが、実はかなり重要な位置を占めております。
少なくとも、私にとってはなくてはならないアイテムです。が、100均一ショップで大きさの違う5組入りセットなどがあり、気楽に買えます。
菜ばしが大活躍するのは、茹でた麺を鍋から出す時や、炒め物の材料をまぜるときなどです。
今は、茹でた麺を取り出すときは、パスタ用のトングを使う方もけっこういらっしゃるかもしれませんので、人によるかもしれませんね。
ただ、高価なものではないし、買ってしまえば長く使えるものですので、揃えておきましょう。
フライ返し
私は玉子焼きを作るとき、ハンバーグをひっくり返すときにはフライ返しは使いません。
みんな菜ばしでひっくり返しています。
一人暮らしを始めたばかりの頃、引越しで色々と出費が出てお金がなく、調理道具も必要最低限にしたため、フライ返しを買うのはやめたのですが、20年ほどたった現在までなくて済んでしまい(あれば使うかもしれません)、そのままになってしまいました。
あればあったで、便利だと思います。
煮魚を崩さないように盛り付けるときなどは、確かにあると便利だと感じますが、木製ヘラがあったので、それを使ったら十分間に合いましたので、調理器具を始めて揃えるときに、どうしても必要か?というと、それほど必要でもないかな?というのが私の意見です。
ちなみに、木製ヘラは、ホワイトソースや小豆を煮るときなどにも使っているので、私の場合は使用頻度がフライ返しより上になりますが、モノにこだわらなければ、100均店でも売っていますので、使う必要がある方は持っていても良いかもしれません。
小物は鍋類と比べて、場所をとるほど大きくはないので、おしゃれな雑貨屋さんなどで、お玉やトングとセットで売っているものを買うのも良いですね。
お玉
冒頭でも書きましたとおり、汁物全般に必要ですので、調理をする予定ならば、お玉は必要です。
ホームセンターや雑貨屋さんなどで、フライ返しとセットで揃えるもよし、中には、軽量スプーンの代わりに目盛りが入っているものなど、最近のお玉は良くできているものが多いです。無印良品などにも、シンプルできちんとしたものがあります。
お玉を買うときに、すくう皿部分と、とっての部分の境目に切れ目がなく、つながっているものを買うと、結合部分が腐食しづらく、衛生的にも安心で長く使えますのでお勧めです。
一人暮らしの台所ですので、味噌汁やカレーなど、家ではすべてインスタントかレトルトで済ませるつもりの方は、特に使うことはないかな?とも思いますが、生活していくうちに、「何か作ってみよう」と思うときが来たら、お玉は必要ですので、使いやすいものをひとつ揃えましょう。
軽量スプーン・軽量カップ
両方100円ショップで手に入ります。
軽量スプーンは大中小の3本組で売っております。
お料理を始めようと思ったら、持っておくと本当に役にたちます。
お料理を始めようと思う方は、インターネットに掲載されているレシピや、お料理の本などで作り方を調べるでしょう。
その時、必ず出てくるのが、水カップ1、砂糖大さじ1、塩小さじ1などの表記なのです。
初めて料理をする方が、調味料を目分量で適当に作ろうとすると、おおかた大失敗しますが、料理レシピにあわせて、砂糖大さじ1、しょうゆ大さじ2など、定量化されていると、大体味はととのうはずです。
あとは、出来上がったものが好みの味かどうかですので、そこは少しずつ調整することになるかもしれません。
味見は大切ですので、味見をしましょう。
ピーラー
皮むき器のことです。こちらも、100円ショップでも売っています。
ジャガイモの皮や人参の皮が楽にむけますので、時間短縮になり、包丁になれてない方は特に持っていると便利です。
ピーラーを使うというと、皮をむくことが目的ですので、お料理をする方限定のアイテムですね。カレーやシチュー、トン汁など、根菜類を使う料理はピーラーが大活躍です。
ピーラーにもキャベツの千切りができる幅広のものなどもありますが、使用にコツがいるようです。
トング
菜ばしの代わりに使える、挟んでつかむ調理器具ですね。
スパゲティをお湯から出したり、焼肉をひっくり返すためにつまんだり、熱いものをつかむための手の代わりになります。
私はあまり使わないのですが、握力を使わず済むので、菜ばしよりも使いやすい場合があります。
バーベキューなどでも重宝しますので、菜ばしよりもこちらが便利と思う方もいるかもしれません。
調理器具おわりに
人の生活は個人個人違うもので、育ってきた環境によって、仕事によっても、生活は多様化しております。
一人暮らしを始めた時、今まで育ってきた家庭で使っていた調理器具を思い出して買う場合もあるでしょうし、自分で使いやすいものを新たに発見することもあるでしょう。
こちらではご紹介しませんでしたが、最近は電子レンジに使いやすいタイプの調理器具なども沢山販売されております。
電子レンジで利用するタイプは私がほとんど使わないことから、紹介はいたしませんでしたが、人によっては、電子レンジをフル活用している方もいると思いますし、そういう方には、また違うお勧め用品があると思います。
今回のご紹介は、まだ引っ越したばかりの、これからまっさらな状態で一人暮らしを始める、今まで料理の経験もあまりないという方が、まず何をそろえたらよいか?と思った時に、参考にして頂ければと思い、書いたものです。
お気に入りの調理器具を見つけて、料理も生活も楽しんで頂けたら光栄です。
あなたの暮らしがより便利に楽しくなりますように。