日本製鉄君津地区の工場から、設備トラブルで流出した危険物はチオシアン酸アンモニウムというそうです。
現在調査中とのことですが、付近の水路では魚が大量に浮いていたとのこと。
日本製鉄君津地区は海沿いで海産物などへの影響が心配です。
チオシアン酸アンモニウムとはどのような物質なのでしょうか。
魚が大量死で人間にはどのぐらいの影響がある?
厚労省の『職場のあんぜんサイト』によると、チオシアン酸アンモニウムという物質は殺虫剤などにも使われているもののようです。
使用制限があることから、濃度によってはかなり危険な薬品のようです。
『シアン』と言えば、青色を意味する言葉です。
コピー機のインクなども、青をシアンと書いてありますね。
ちなみに、コピー機のインクも、色は関係なく、目に入ると失明の恐れがあるそうです。
事務職していたころ、メンテナンスに来たコピー屋さんに
「目に入ったら失明するから手についたら石けんでよく手を洗って!」
としつこく注意されたものです。
それはともかく、青酸カリなどもシアン系ですね。
上記の厚労省サイトには、「のみ込むと有害」と書いてあります。
長期にわたる反復ばく露による甲状腺臓器の障害もあるとのこと。
(ばくろ)とは、呼吸やのみ込んでしまったなどで体内に入ることです。
同サイトでは、有害と書いてあるのに
口をすすぐこと。
気分が悪い時は、医師の診断、手当てを受けること。」
と、データがあまりないことからなのか、なにやら呑気です。
しかし、特定標的臓器・全身毒性(単回ばく露)という項目では
と、あります。
こちらもデータ不足ではっきりとは言い切れないようですが、十分危ないです。
小糸川へ流れた量はどのぐらいだったのか致死に至る危険性は?
水路と小糸川への流路。画像の上部分が東京湾です。
日本製鉄が調べた続報によると、化学物質を入れたタンクに穴があいていて、危険な物質がおよそ3000立法メートル漏れだしたとのことです。
製鉄場は漏れださないよう対策済みとのことです。
千葉県でも、周辺の水質調査を続けて、製鉄場でも立ち入り検査をして原因を調べているとのこと。
それにしても、漏れ出た原因がわからないことには、不安はつきませんね‥
県は直ちに影響が出る可能性は低いとしているそうですが、反復ばく露で心肺停止の危険性なんてデータを見てしまうとキツイです。
そして千葉県のホームページを見ても、コロナ、ワクチン、アクアラインマラソン‥
暑くなってきて、海辺に遊びに出かける人々も増えてきています。
オリンピックのレガシーよりこちらの注意喚起したほうが良いのでは?
今後気をつけることは
続報によれば、君津市は住民に対して
「付近には近寄らず、魚に触ったり食べたりしないように」と呼びかけているとのこと。
死んだ魚が打ち上げられていたら、死因は薬品によるものかもしれないですもんね。
しかし、君津市のホームページを見たところ、明けて23日0時過ぎですが、そんな注意勧告はどこにも見つかりません。
ひたすらコロナ、ワクチン、ワクチン、コロナ‥
ワクチンは義務でも強制でもないですし、デルタ以降は効果が疑問視されています。
検査のほうをもっと広めて、海での遊びに注意勧告したほうが良いのでは?
アサリも6月くらいまでは、まだまだ摂れる季節のようです。
コロナでも、アウトドアなら良いだろうと、アサリを取りに行く人も多いのではないでしょうか。
とりあえず、千葉内房の釣りや潮干狩りは様子見で‥
釣ったり拾った魚も食べないようにです。
追 記
6月24日に、君津市ホームページに小糸川の件が掲載されておりました。
流出発生時に川の水の着色を確認した部分も表示されていますので、ご確認くださいませ。
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