2022年8月5日の金曜日、3年ぶりに開催された筑後川花火大会で、落下した花火から火災がおこり、打ち上げ会場近くの高専学校の弓道場を全焼させたニュースが流れてきました。
あっという間に燃え広がってしまった映像が撮影されており、これが観客席に落ちていたら、大災害になったところだと納涼ならぬ冷や汗が出てしまいます。
打ち上げ場所と、火災現場の距離はどのぐらいだったのでしょうか。
筑後川花火大会の火災事故で燃えた久留米高専の弓道場と打ち上げ会場の距離は?観客席の位置取りを計る
筑後川の花火が高専の弓道場に落ちて弓道場燃えてる pic.twitter.com/7IrDNR0Osk
— あま (@NIT_434) August 5, 2022
火災のあった筑後川花火大会の会場は、筑後川と豊満側の合流点でした。
ふたつの川に挟まれた土地が打ち上げ場所となり、そのすぐ近くに火災現場となった久留米工業高専の弓道場があったようです。
地図はこちら。
久留米工業高専のキャンパスMapで確認したところ、工業高専の火災がおきた弓道場は、打ち上げ場所から100mほど離れた場所のようです。
弓道具など、全損かと思われますが、幸いなことに怪我人などは確認されていないようです。
では、今回の花火大会の見学会場はどの程度の距離間となっていたのでしょうか。
筑後川花火大会の案内を見ると、観覧場所のほとんどは川を挟んだ沿岸部となっていました。(緑色で塗ってある部分)
久留米高専内は、一般の人は立ち入り禁止となっていたようです。
今回、けが人が出ずに済んだのも、会場の観客席がきちんと距離をとっていたからと言えますね。
老舗の花火大会ですので、安全対策にぬかりはなかったのでしょう。
3年ぶりの花火大会で花火の保管状態はどうだったのか
数日前には、富山でも、久しぶりの花火大会で爆破事故があり、けが人がでたというニュースがありました。
コロナで花火大会の中止が相次ぎ、今回の筑後川花火大会も3年ぶりとのことです。
毎年夏に花火大会があった頃は、夏に合わせて作られていた花火は、コロナ禍で中止となった場合、保管されるのでしょうか。
花火も、作ってから時間が経つと、保管状態によっては湿気などで上空で爆破せず、今回のように落ちてきてしまう場合もあるのではないでしょうか。
過去に作った花火が、3年も打ち上げられることなく保管されていたら、影響はでないものなのか‥
花火の制作について調べていたところ、筑後川花火大会を前に張り切っている花火師さんの動画が見つかりました。
動画の中では、やはり以前作った花火が、打ち上げ機会を待っているとのことでした。
この花火師さんが作った花火が火災になってしまったかはわかりませんが、せっかく喜んでもらおうと作った花火が、打ち上げられることなく眠ったままは寂しいですね‥
弓道部の損失は、弓道部員の方にとっては残念でしたが、怪我人が出なかったのは本当に良かったと、動画を観て思いました。
火災はあったものの、3年ぶりの筑後川花火大会は大成功で終わったようです。
8月15日には動画の再放送も予定されているようですので、行けなかった人はせめて動画で楽しみたいですね!
花火は日本の大事な文化。事故に気をつけて今後もがんばってほしい
自分は筑後川花火大会は観に行った事がないのですが、初めて仕掛け花火を観たのは、東京の競馬場にて開催された花火大会でした。
音楽に合わせて花火が次々と上がって、素晴らしさに興奮したものです。
会場が競馬場で、広さが十分ではなかったのか、花火のかけらが空からボカボカ落ちてきて頭に当たり驚いたことを思い出しました。
当時は、花火に興奮していて「イテー!」だの「アチー!」だの騒いでゲラゲラ笑っていましたが‥
今回のように花火が落ちてきて爆発したら笑ってる場合じゃありませんでしたね!
けが人なく終えて、本当に良かったと思います。
あとはコロナのクラスターが出ないことを祈るばかりですが、感染防止の対策をしながら頑張っている地元の運営のかたの努力もあって、オンラインでも鑑賞できるようになり、遠くに居ても観ることができるのは嬉しいですね。
花火師さんの何代も続いた技術や伝統文化がなくなりませんように。