初めての一人暮らしで、食事もこれからは自分一人で用意することになったら。
今まで家で出されたものを適当に食べていたので、食事の支度をどうすれば良いのかまったくわからない。
なんて方もいらっしゃるかと思います。
現在はとても便利な世の中で、コンビニに行けばすぐに食べられる食料があり、お弁当屋さんでも熱々のできたてのお弁当を買えます。
でも、毎日それでは飽きてしまうし、なにしろ、栄養が偏るので、その食生活を長く続けていると、年をとるにつれて、身体がボロボロになってしまいます。
だからといって、自炊なんて始めてで、何をどうすればいいのかわからない・・・
残業も多いし、遅くに帰ったら料理を作っている暇がない・・・
そんな方に、冷凍食品を便利に使う方法をお教えいたしましょう。
一人暮らしで冷凍食品を賢く使おう!
一人暮らしの生活では、意識的に食事をしないとすぐに野菜不足になってしまいます。
ビタミン・ミネラルなどの栄養素は、定期的に摂取していないと、疲れやすくなったり、風邪を引きやすく治りにくくなったりします。
若い頃にしていた無理をそのままし続けていると、ある日突然、体調を壊して入院になり、最悪、命にかかわるときも!
野菜は、新鮮な生のものを買って、新鮮なうちに調理するのが一番なのですが、時間のない方は、冷凍食品の野菜を使って野菜不足を解消する方法もあります。
少し割高になりますが、半調理品(塩茹でなど)になっているものなど、使い勝手がとてもよいのでおすすめです。
雨の日が続いて、野菜の価格が高騰しているときなど、冷凍野菜を買ったほうが安上がりな時もあるのです。
お勧めの冷凍食品とその使用例などをお教えいたしましょう。
一人暮らしで便利に使える冷凍食品
枝豆(塩ゆで)
既に塩茹でしてありますので、流水につけておくか、熱湯に30秒ほどつけておけば、すぐに食べることができます。
枝豆は大豆ですので、アレルギーさえなければ、繊維質もミネラルも豊富でヘルシーな食材として威力を発揮してくれます。
そのままでおつまみにしてもよし、鞘から豆を取り出して、カレーやシチューに入れて、またはチャーハンや煮物にも入れれば、彩りや食感を楽しめます。
料理に時間がとれない方は、レトルトカレーにトッピングしてみるのはいかがでしょう。
ミックスベジタブル
コーン、グリンピース、人参が細かくなって入っているものが多いです。
3色が彩りよく、見た目も楽しくなります。こちらも、いろいろな料理に使えます。
鍋にコンソメと水を入れて沸かし、玉ねぎ、ミックスベジタブルを入れて茹で、味をととのえてから仕上げにとき卵を流しいれると、タンパク質も取れて、暖まるおいしいスープのできあがりです。
お弁当を買って、野菜が足りないと思ったときの付け合せにどうぞ。
ブロッコリー(塩ゆで)
ブロッコリーは、緑黄色野菜でも栄養が高く、ビタミンAとビタミンBが豊富で、身体を温める効能があり、風邪を引きにくくなります。
冷凍野菜のブロッコリーは、既に半調理済みですので、グラタンに入れたり、お肉を焼いている間にお湯か流水、電子レンジなどで解凍しておいて付け合せにしたり、野菜の足りないメニューの食事に添えるだけで、簡単に栄養補充できます。
ギョーザ
冷凍ギョーザは、かなり美味しく作られていますので、使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
小麦粉の皮、野菜に肉と、炭水化物にタンパク質に野菜も入って、そのままで美味しい総合栄養食です。
野菜を入れたコンソメスープにワンタンのように入れてみれば、また違う食感が楽しめ、身体も温まる健康フードになります。食欲が無い時にもこれならば食べられるのでは。
炒めご飯、うどんなど
炭水化物の冷凍食品も、少々割高ですが、ストックしておくとイザとのときに大変便利です。
コンビニに行けば、冷凍食品の種類も豊富にあり、一人暮らしに嬉しい一人分の分量でも売っています。
一人暮らしでは、突然体調が悪くなっても、誰にも頼れないこともあるでしょう。
冷蔵庫に、レンジで暖めればすぐに食べられるものがあれば、風邪をひいて外へ出られない日でも、少し安心して寝ていることができますね。
その他、半加工品
冷凍食品の中には、始めからできあがっているお惣菜などもあり、お弁当にそのまま入れればお昼には自然解凍できて便利な商品などもあります。
たまに使う分にはよいのかもしれませんが、調理品は味付けが濃い場合もあり、添加物も気になるところです。
塩茹でだけなどの半調理品であれば、添加物はさほど気にせずに使えますので、野菜のカットしてあるものなどを料理に使って調理時間を短縮する使い方がお勧めです。
おわりに
冷凍食品は、とても便利で、今ではかなり美味しい商品もあります。
時間に余裕のない生活をしている方には、大変重宝です。
ですが、冷凍食品に、本来食べるものではないものが混ざっていることが発覚したこともあり、農薬を大量に使った野菜を平気で使っているものなども売られていることもあります。
食品成分表などをきちんと確認し、信用できる産地の材料を使っている商品を選ぶなど、消費者として賢く使えば力強い味方となってくれるでしょう。