眠くて眠くて仕方がない。よく寝ているはずなのに、いくらでも寝てしまい、仕事中も眠くて仕事にならない。
眠気で気分が悪くなるくらい眠い。立ってもガムを食べても、コーヒーを飲んでもまったく効かない。
暑くて眠りが浅いからだろうと思っているあなた。実は、怖い原因が潜んでいる可能性も・・・!
暑さで眠れないせい?夏の日中にひどい眠気に襲われたとき
それは10年ほど前、仕事の最中におこりました。
仕事中、眠くて眠くて仕方がない。
夜更かし癖がついていたから?と思い、きちんと早めに寝ても眠い。
夜も布団に入ればすぐに眠ってしまい、途中で起きることもなく、眠りが浅いとも思えない。
眠気は数日やむことがなく、仕事中にPCの画面に集中しようとしても、目がうつろになり、首がすぐ前にコックリしてしまう。
涙が出るほどのあくびが続けて何度も出て、眠気覚ましにコーヒーを飲んでも、職場の廊下を歩き回って眠気を覚ましても、トイレに行っても、歩いて居る時はどうにかなるが、椅子に座るともうすぐに眠くなる。
頭をデスクに置いてそのまま眠ってしまいたくて仕方がない。
とうとう我慢ができなくなり、職場の上司に
「眠くて我慢できないので早退させてください」と頼んでしまいました。
こんな理由で仕事を早退するなど、未だかつてないことでした。
恥ずかしかったし、上司や周りの人たちも、「なんだそりゃ」という顔で見ている。
「気分が悪くなるほど眠いのです」と追加して言って、ようやく早退させてもらえました。
寝ても眠気がとれない。その原因は意外なところにあった。
眠気は色々な原因がありますが、ただの疲れや寝不足だけでなく、実は病気になっている可能性もあります。
この眠気は自分でも異常だと思った私は、かかりつけの内科医へ行ってみたところ、血液検査をしましょうとのことでした。
血液検査の結果は「鉄欠乏性貧血」
名前のとおり、鉄分が極端に欠乏して起こる貧血でした。
「鉄剤注射を毎日続けて1週間すれば治ります」との事でしたが、仕事を毎日抜けるわけにはいかず、
週に1,2回通って注射をすることにしました。
普段も鉄分の多い食材を摂るようにと指導も受けました。
続けているうちに、あの異常なほどの眠気はなくなり、
夏の疲れやすさも緩和されました。
生あくびが立て続けに出る原因も、貧血のために体内に酸素が送られず、身体が酸素を求めて大あくびをするよう脳から指令がいくのだそう。
人間の身体のシステムは驚くばかりです。
眠っているはずなのに原因がよくわからない場合は、病気が潜んでいることもあります。
おかしいなと感じたときは、すぐにお医者さんへ行くことをお奨めします。
夏に摂りたいサプリメントと食事
私が小学生のときは、夏の朝礼で、校庭に集まって並んで校長先生の話を聞いている間に、生徒が倒れたりするのを見かけたこともありました。
今はそういうことがあるかわかりませんが、夏に貧血を起こす人は多いですね。
お医者さんの話によれば、汗を大量にかくと、体内の鉄分が汗と共に出て行ってしまうのだそうです。
夏場は小まめに鉄分ミネラルを摂取しておくことが、脱水を防ぐと共に、貧血を防ぐ予防となります。
コンビニでも、1日分の鉄入りジュースなど売っていますね。
脱水の予防にもなり、鉄分入りのドリンクを活用するのはお奨めです。
あの眠たすぎる夏以来、健康診断ではうっかりすると貧血のBランクになってしまうこともあり、夏場は貧血になりやすいと心得て、食事にも気を使うようになりました。
鉄剤を含む食材で一番よく言われるものといえば、レバーですね。
私は夏場、疲れたなと感じた時は、は焼き鳥のレバーを食べるようにしていますが、苦手な方も多いようです。
鉄分を含む食材は、他にもあさりやマグロ、カツオなど魚介類、大豆製品やほうれん草、小松菜、ひじきなどあり、
吸収しやすいヘム鉄が含まれるのは、動物性の食品が良いようです。
ですので、お肉が苦手な方はお魚などを積極的に摂るのも良しです。
また、意外なところでは、卵でも鉄分は摂取できますので、毎日卵を一個食べるのもお奨めです。
コレステロールが気になるという方も、鶏卵一個程度は大丈夫との説があるようです。
もし気になる方は、かかりつけのお医者様にも相談するのが良いかと思います。
まとめ
暑い日々は、5月から9月の終り、10月頃まで続くこともあります。
寝苦しい夜もあり、疲れも取れにくいため、貧血だけでなく色々な病気も併発する恐れがあります。
炎天下の作業は控えて、無理はせず、脱水や熱中症にも注意してすごしましょうね。