就職活動中だが、なかなか仕事が決まらないと言う方。
仕事情報サイトなどを見ると、派遣の仕事が沢山あり、ついそちらに目移りしてしまいますね。
正社員の仕事がなかなか決まらないし、派遣で働いてもいいかなと思っているあなた。
派遣と正社員、仕事のメリットとデメリットを考えておきましょう。
正社員で中小の会社で働くのと派遣で大手企業で働くのはどちらが良い?
仕事がなかなか決まらないとき。普通に就職したら、正社員としてはとても入れない企業にも、派遣としてなら入れる場合があります。
大手の企業で働けて、派遣先の施設も使えて、契約書どおりに残業なしで時間内で働けるのであれば、お子さんの居る主婦の方などはとても便利ですね。
ただ、会社の都合で一番先に仕事を切られてしまうのは派遣など非正規雇用です。
派遣元が、大手の派遣会社であれば、すぐ次を探してもらえる場合もありますが、急に仕事を失うことも考えられます。
ブラック企業でなければ中小企業にも、良い会社がたくさんあります。
正規雇用ならば安定が違いますし、一通りの仕事を教えてもらえるはずです。
居心地が良い会社であれば、長く続けて働いたほうが断然良いですね。
ステップアップもしやすく、まともな会社であれば、昇給や賞与もあるでしょう。
将来、お子さんが欲しいと思っているなら、出産休暇や育児休暇などの福利厚生も期待できます。
よほどの零細企業でなければ退職金が出るはずです。
年齢や現在の境遇によっては、派遣で働いていたほうが便利なときもありますが、正規雇用で働くほうが、福利厚生面からも優遇されるでしょう。
次の仕事を探しつつ期間限定の派遣。もしくは紹介予定派遣
派遣法が変わり、3年以上働いた職場で、本人が希望すれば直雇用にもなれるよう改正されました。
直雇用と言っても、正社員ではなくアルバイトの延長だったり、契約社員だったりする場合もあります。
アルバイトや契約社員だと、直雇用とはいっても非正規雇用ですので、やはり会社の業績が悪いと契約解除されやすいのです。
将来的に正社員を希望しているのであれば、派遣のままで直雇用を期待して長く居るよりも、始めから正社員を募集しているところへ転職したいところです。
派遣には、紹介予定派遣という制度があります。
これは、派遣で最初に入り、派遣先と雇われた側で双方の同意があれば、正式に社員として入れるというものです。
実際に仕事をして、どんな会社かもわかってから正社員になれるので安心です。
今はインターンシップなどがありますが、似たような感じかもしれませんね。
将来的に安定を目指すならば、あくまで正社員をめざしつつ、期間限定で派遣で働くのも良いかと。
将来的に正社員をと思っている方は、『紹介予定派遣』で仕事を探してみましょう。
中小会社で一通り仕事を覚えていきながら転職も頭に入れておく
中小企業は一通り仕事を覚えるチャンス。とはいえ、ブラック企業に入社して健康を害してしまったり、転勤が多すぎて将来設計もしずらくなってしまうなども。
入社時には、契約書などをよく確認しましょう。
入社が決まって仕事を始めても、その職場が合っていたなら良いのですが、転職の可能性なども考慮して、常にスキルアップを意識しておきましょう。
やりたい仕事がある場合は、正社員を希望しておくのがよいでしょう。
責任のある仕事を覚えて行くほうが、その後のキャリア形成も確実に役に立っていくからです。