確定申告の季節です。
最近では、給与があまりにも低くて低くて仕方ないので、ダブルワークをしている方も多いですよね。私のことですが。
ダブルワークを認めている会社も増えてきているようです。
しかし、確定申告をしようと思っても、源泉徴収票が揃わないというケースがあるようです。
そんなときはどうしたらよいでしょうか。
確定申告をしたいが、源泉徴収票が揃えられない
最近はなんでも電子化になっていますね。
給与明細も、サイトにアクセスしてダウンロードするとか、源泉徴収票までダウンロードでできる場合もあり、便利な世の中ですが、タブレットやスマホの普及で、以前より家にPCを持っていない方も増えています。
PCがない場合、プリンターなど持つこともないでしょうし、持っている端末機種や環境によっては、明細のダウンロードや、コンビニのプリントアウトサービスが利用できない場合もあるかもしれません。
そんな時は、勤め先の事務担当の方に連絡すれば、紙の源泉徴収票を出してもらえるはずです。
案ずるよりはまず相談です。
ひとりで困っていないで、お問い合わせしてみてくださいね。
ダブルワークで確定申告が必要だが、源泉徴収票が届かない
ダブルワークのアルバイト先から源泉票が届かない場合。
給与としてお金が支払われている場合は、必ず会社で源泉徴収は行っているはずです。
給与明細でも代わりに使えますが、それもないようでしたら、会社へ連絡して、源泉徴収票をもらえないか確認してみましょう。
事務の方に言えば、すぐ発行してもらえるはずです。
しかし、ダブルワークでやった仕事が、例えば運送会社などで一時的に働いた、という場合など、雇われているということではなく、請負、つまり個人事業主への報酬としてお金が支払われている場合があります。
個人事業主の方は、その会社に雇われている従業員とは違いますので、給与明細も源泉徴収用も出ないということになります。
ですので、入金された金額だけ総支給額として記入しましょう。
働く前に雇用契約がない場合は、これにあたる場合が多いでしょう。
中途退職して確定申告のための源泉徴収票がもらえない
退職した場合で源泉票が送られない場合、給与所得でしたら、会社へ連絡すれば郵送なりでもらえるはずです。
もし、中途退職した会社がひどいブラック企業で、嫌な感じのやめ方をしてしまった場合、連絡するのは少々気がひけてしまうかもしれませんね。
給与明細があれば、給与明細でも申告可能です。
給与明細も捨ててしまったなどという場合は、やはり、会社へ連絡してみましょう。
会社は源泉徴収の義務がありますので、必ず発行してもらえるはずです。
給与明細も源泉票も出してもらえない場合
給与明細も源泉票も出してもらえない会社だった場合は税務署で税理士さんに相談してみましょう。
私も昔、個人事務所で少しの期間仕事をしていたことがあるのですが、そこをやめてから、確定申告をしようと税務署に行きました。
アルバイトでしたので、源泉徴収票など出なかったと言ったところ、税理士さんが、所得税は必ず払っているはずなので、発行してくれるはずだよとおっしゃいました。
働いていた私が言うのもなんですが、個人事務所だと、経理の状態が大雑把な場合も多いので、とてもそんなことをしてもらえるとは思えないと伝えたところ、もしそういう会社なら、税務署から会社に連絡して源泉票を提出させることもできると言われ、まだ若かった私に、
「電話かけにくいなら今私が連絡してあげようか?」と仰るのでした。
そこまでして頂くのは申し訳ない&職場のほうで驚かれてしまうのではと心配した私は、自分で連絡したところ、心配していたのがばかばかしいほどにあっけなく源泉徴収票を送ってもらえることになりました。
不慣れなことで、変なことになるのではないかと怖くなってしまうかもしれませんが、世の中は、きちんとしようとしている人に対しては、結構やさしいものですので、申告をしようと思っているあなたは安心して税理士さんに相談して大丈夫なのです。
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