確定申告の季節です。
お勤めの仕事で、会社で源泉徴収をしてもらった方でも、医療費を多く払った方や、ふるさと納税をした方などは、確定申告で納税したお金が戻ってくる可能性があります。
もし、ダブルワークをしていて、収入が20万円以下で確定申告の必要がないと思っていても、源泉徴収されている場合は、還付金が受けられる場合がありますので、確定申告しておいたほうが良い場合もあります。
ですが、税務署は平日しか開いていないし,土曜日にやっているところがあっても、混雑で数時間並んでしまうことも。
納税のためにわざわざ仕事を休んで、勤労時間を削ってしまうなんて、本末転倒ですね。
確定申告は、郵送でも申告書を受け付けていますので、ぜひ活用しましょう。
確定申告を郵送でするとき、申告用紙はどこで手に入れる?
確定申告を郵送でするには
確定申告記入には、以下の方法があります。
インターネットのフォーマットを使う
国税庁のホームページの確定申告特集に詳しい方法が掲載されています。
e-Taxや、マイナンバーカードを持っている人は、インターネットから直接入力して申告できますが、そうでない方も、フォーマットを利用して、プリントアウトしたものを郵送すれば良いのです。
市役所などで用紙を貰う
お近くの役所や文書などでは、確定申告の前に用紙を置いてあるはずですので、なくならないうちに早めに行ってみましょう。
税務署から郵送で必要書類を送ってもらう
お住まいの自治体の税務署に連絡をして、用紙を送ってもらえるよう頼んでみましょう。
郵送で確定申告するときに大切なことは
押印するべきところを忘れずに押印。
記入もれがないか確認。
自分の名前、住所、電話番号などがきちんと書いてあるか。
不備になると、やりなおしを求められますので、二度手間になってしまいます。
書類はよく見直して。
郵送封筒にきちんと宛先と自分の住所氏名が書いてあるか。
返信用封筒を入れているか。
も確認しましょう。
封筒は、そのままのサイズで送ると普通郵便の定形外郵便になります。
用紙を折り曲げれば定型郵便でも送れます。
サイズと重さをきちんと量って料金分の切手を貼るか、郵便局の窓口で直接頼みましょう。
郵送で送る場合、当日消印有効です。
申告期間の最終日の消印なら間に合いますが、消印が翌日になってしまうと、期限内に受付できなくなってしまいます。
ギリギリで提出することになった場合は、郵便局で簡易書留か特定記録郵便にして、消印を確認できるようにしておきます。
ですが、こうならないように余裕を持って準備しましょうね。
確定申告を郵送でするときに入れる返信用封筒は何のためにある?
返信用封筒は必要?
確定申告を郵送で行う場合、時に切手を貼り付けて自分へのあて先を書いた返信用封筒を同封するように言われます。
なぜ返信用封筒が必要かと言えば、確定申告の控えが欲しい場合に返信用封筒を入れて、送り返してもらうのです。
ですので、必要ない方は、返信用封筒を入れる必要はありません。
確定申告で郵送したあと、返信用封筒を入れ忘れていた!
返信用封筒を忘れてしまうということがよくあります。
返信用封筒を入れなかった方へご注意
控えは必要ないと思う方も、クレジットカードや住宅・自動車のローン、奨学金の申請などで確定申告をしたという証明を求められる場合があります。
その際、通常ならば控えに受領印をもらったものが有効になるのですが、控えを送り返してもらわなかった方は、受領印のない控えだけが手元にあることになります。
書類上の問題ではありますが、いつ受領したかがわからないと証明として見てもらうことができません。
そんな時に、
・確定申告後に還付金があった方は、国税還付金振込み通知書(ハガキ)
・追加納税の方は、納税したぶんの領収証
を保管しておくことが大事。
それが受領印の代わりになってくれますので、ハガキが戻ってきたり、納税したあとの領収証などはかならずとっておきましょう。
家計簿をつけている方であれば、一緒にしておくのがわかりやすいですね。
自営業であれば、領収証などの記録は過去5年まで遡って保管しておくことになっていますが、お勤めの方がする確定申告の場合の話ですので、少なくとも、来年の確定申告が終わるまではとっておくのが良いでしょう。