ミシュランでもすっかり有名になり、海外からの観光客も後を絶たない高尾山。
その高尾山で、冬から春のシーズンには、冬そばキャンペーンと節分大会、そして高尾山薬王院の最大イベント、高尾山の山ろくで行われる火渡り祭りがあり、複合的に楽しめます。
高尾山で初日の出を見たあなた。初詣に行ったあなた、もしくは行きそびれたあなた。
人が少なくなりがちな冬ですが、高尾山はこの時期またも訪れる参拝客で賑わいを見せます。
初春に、真っ赤な炎に見せられて厄除け祈願、お参りにお蕎麦のはしごと盛りだくさんの高尾山を楽しんでみませんか。
高尾山最大のイベント火渡り祭りが始まる前には何をする?
高尾山の火渡り祭りは、毎年3月の第二日曜日に午後1時頃から行われます。
混雑するので、午前中から場所取りをしたほうが良いかと思いがちですが、火渡り体験はせず、見るだけならば遠くの斜面から俯瞰して見下ろすのも全体が見渡せてよいです。
ただ、せっかくの火渡り祭りなので、体験もしたいと思ったら、並ぶのは覚悟したほうがよいかと思います。
ただ、せっかく足を運んだ高尾山。火渡り祭りは山ろくで行われるので、せっかくの山の景色は楽しめません。
思い切って午前中の早めに出かけて、高尾山に登ってお参りをすませて、お蕎麦を食べてから火渡り祭りを見学するのも十分可能なのです。
少々早起きはしなくてはなりませんが、冬の午前中、きれいな空気の中の山の景色は格別です。
お参りをすませ、お蕎麦や茶屋の食べ物で腹ごしらえして、火渡り祭りに備えましょう。
もし山頂まで登ってしまえというチャレンジャーは、それも可能ですが、あまりのんびりはできません。慌てて下山することになりますので、ご注意を。
さらに、1号路の参道は舗装されており、登山をしているとは思えないような高尾山でも、山頂付近は自然を生かした山道となっているところがあります。
時期は3月ですので、雪のあとの残雪が凍っていて滑りやすくなり、あるいは残雪が溶けてぬかるみになって足をとられて靴が脱げて泥に靴下のまま突っ込んでしまうなどという羽目にもなりかねませんので、靴は脱げにくいようなものを用意するのがよいでしょう。
冬そばキャンペーンのお蕎麦に舌鼓をうつのも魅力ですが、今回は食べると決めたら行くお店はあらかじめめどを立てておき、火渡り祭りの時間に遅れないよう注意しましょう。
私は火渡り祭りの会場近くのお蕎麦屋さんに、山を降りてからすぐ入ったのですが、結構ギリギリセーフでした。
もちろん、山登りとお蕎麦を楽しんでしまったので、火渡り祭りは近くでは見られずでしたが、会場から道路の反対側にある山の斜面から見下ろすように眺めることができますので、背の低い私にとっては前にいる人の頭で何も見えないということがなく、逆に良かったようです。
火渡り祭りが始まったら
煙がとにかくすごいですので、これは覚悟しておいたほうがよいでしょう。
火渡り体験ですが、これはお勧めです。
火渡りというと熱いかな?と覚悟して行きましたが、上記のように山の斜面から眺めていたので、火渡り体験行列の後ろのほうに並ぶことになり、私が火渡りするころには火はかなり消えていて、灰の上を歩くようでした。
火渡り体験をしたい方のポイントは、寒い季節ですので気持ちはわかりますが、タイツは穿かないこと。
火渡りのときに、靴を脱いではだしになりますので、穿くならばスパッツ&靴下のように、すぐ素足を出せるようにするとよいでしょう。脱ぎにくく履きにくいロングブーツなども、順番が回ってきたころ意慌てて脱ぐのは厳しいです。
火渡り体験をしなくても、火渡り証というお守りを買うこともできます。
年々海外からのお客様が増えているようです。
観光バスなどが通ることもあり、道路は混みますし駐車場は使えません。公共交通を利用しましょう。
おわりに
火渡り祭りの高尾山を楽しむために気をつけたいポイントは3つです。
高尾山山頂まで行くなら
① ぬかるみや凍結に強い歩きやすい靴を履いていくこと
火渡り体験をするなら
② はだしになりやすいセパレーツタイプの下穿きをはくこと
上記に共通して
③ とにかく暖かい格好をしていくこと
風のある広くて寒い場所でじっとしていると、足元(足底)から冷気が登ってきます。
靴下は厚手のものを履いて見学しましょう。
高尾山は低くて登りやすくなじみのある山ですが、3月といえばまだまだ冬の気温が続く頃でもあります。年によっては雪も多く降る時期です。
すべって足をひねってしまうこともありますし、寒さで体調をくずしてしまうこともあります。
冬の山ということを意識して、ご安全に良い春を迎えましょうね。
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