人に言われると傷つくと傷つく言葉の上位に「最近老けた?」があるそうです。
誰でも老けたくはないものですし、いつ見ても若いねって言われたいものですよね。
でも、「最近老けた?」と言われたら、落ち込むよりも、そこがターニングポイントと思えば、逆転も可能なのですよ!
今回は、30歳を過ぎてからの若さと容姿について検証してみます。
老ける原因に年齢は関係ある?30を越えたある日姉より年上に見られた
20代の終わり、私は長く一緒に住んでいた人と離婚し、実家へ出戻りとなりました。
別れたばかりの頃は、自分にすっかり自身がなくなって、鏡を見るのも嫌になりました。
鏡を見ないので身なりを気にすることがなくなったから、おしゃれをする気力もなく、もう若くないと思っていた自分には用のないものだとまで思っていました。
今思えば、離婚にまつわる人間関係のストレスで、精神的に不安定だったのですが、サッパリしたと言いながら、どんどん老けていった自分に気づいていませんでした。
思えば、離婚前でゴタゴタしていた時、祖父の法事で母親の実家へ行くと、近所の人が姉と私を見て、私のほうが姉だろうと間違えられました。
気がつけば、町を歩くと武富士やアイフルのティッシュばかり貰うようになりました。
実際お金はありませんでしたが、金がなさそうなしょぼくれた状態で歩いていたので、ティッシュを差し出されていたのかなあと思います。
さすがに、30を過ぎたばかりでそこまで劣化していたら、人生が面白くありません。
回りに老けた老けたと言われてばかりもシャクなので、せめて身なりだけでもきちんとして、せめて年相応でいようと思いなおしました。
気がついたときに動けば劣化は防げる。若く見せることは難しくはない
周りから外見を指摘され、せめて年齢相応ぐらいには見えるようになりたいと思い直した私は、ボサボサの髪をまずどうにかしておこうと、美容院へ行くことにしました。
収入が少なく、実家だよりでお金もなかったので、吉祥寺の安い美容院を探し当てて行きました。
吉祥寺駅では、またティッシュを配っている方が私に「要るでしょう?」とばかりにアイフルのティッシュを手渡してくれました。
いつどこで必要になるかわからないので、ティッシュを頂くぶんには有難いです。
気分転換に髪を切ると言いますが、今までの悪い運気を変えるために髪を切るようになったのはこの頃からです。
対応してくれた美容師さんは若い方で、仕事の話になって、自分は好きで美容師になったわけではなく、どこへ行っても仕事はあるからとい言って笑っていました。
就職氷河期と言われた頃でした。たくましいなあと思いながら、自分は最近、受け取るティッシュが貸金屋のものばかりなので、貧乏っぽくならないように自分も派手に変わってみようと思ったのだと話したところ、美容師さんは受けており、
「私は最近もらうティッシュは旅行関係が多いですね~。羽目はずしなよって言ってもらってるのかなあ~」と、適当に話しに合わせてくれました。
そして、見た目がパッとするようにカットをして、カラーとパーマをかけました。
「全然かわっちゃいましたよ!」と美容師さんが褒めてくれたのに気分を良くして、帰りの駅へ向かうとき、ティッシュ配りの方がまた私にティッシュを差し出してきました。
見ると、それはキャバクラのスタッフ募集のティッシュではありませんか!
中に差し込んである広告には、
『18歳から28歳のあなたへ』
というキャッチコピーが!
私は思わずその場で小さくガッツポーズをしました。
その後、気をよくして、流行の化粧品やメイクを調べ、おしゃれに気を使うようになると、周りから若いと言われるようになり、36歳の時でも、20代と間違われるようになりました。
30歳そこそこなら、見た目なんて、整形しなくても少しお金と気を遣えば、大体は変えられるのです。
老けると若いのターニングポイントは自分の年を自覚したとき
その後、見た目が明るくなると、気分もずいぶん変わり、以前のように友達に会いに出かけるようになりました。
人間は、気づいたそのときがターニングポイントになると思います。
気づいたときの分かれ目に動くかどうかによって、落ちていく側と上がっていく側に分かれていき、人生の中にはそんなターニングポイントが細かくあるのだと思うのです。
大きく差がついたと思うのは、コツコツ積み重ねておいた努力が開いた時にそう見えるだけ。
なので、気がついたときがはじめる時だと思えば、自分がどんな状態であったときにも、その場で上に向かう行動をとればまた上がって行くのだと思います。
ですが、あれからまた随分年齢を重ねて、年をとるのが怖いのは自分に自身がないうちだけだともわかりました。
容姿に気を使うのは大事ですが、やはり内面がついていかないと、外見にばかりこだわっていても、人生に豊かさはなくなります。
性格の良さだけではなく、一生楽しめる趣味や、やりがいのあること、生きがいになることなどを大切にしていくと、そのうち年齢に伴う容姿は気にならなくなる(というか、そこまで執着しなくなる)のです。
むしろ、今は容姿より健康や体力が気になってくるようになりました。
楽しいことを続けていくために、おいしく食べるために、活動的に動ける健康な体を持っていることは、美しい容姿を持つよりも年をとるほどに大事になってきます。
おわりに
10代の頃は、可愛くてモテるクラスメイトを見て、自分はなぜあんな風に生まれてこなかったのだろうと落ち込むこともありました。
でも、それからの人生で、好きなことや自分にとって楽しいこと、大事なことが増えていくと、容姿が直接関わるものはないことに気づき、可愛くなくても楽しいことは沢山あるのだとわかると、早くばあさんになりたいなと思うようになりました。
容姿などに煩わされず、好きなことをして好きなものを食べて自由になれると思ったからです。
今、自分はそうなりつつあり、大変なことはもちろんありますが、割と楽しい人生を送っている気がします。
そして、不思議なことに、自分のしたいと思うことをして、楽しく暮らしていると、若く見られることが多くなりました。
自分を老けて見せているのは、加齢ではなく、不幸だと思っている自分の心なのかもしれませんね。
みなさん、華麗に加齢しましょう!
なんてっ…(これが言いたくてこの記事書いた!)
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