『喪中』のときのしきたりって、色々ありますよね。
年賀状は欠礼した方がよいとか、神社への初詣はしないとか‥
しかし、クリスマスはどうなるのでしょうか?
喪中のときにクリスマスイベントってしてはいけないの?
クリスマスのパーティーやイベントを喪中の時に楽しんではいけないの?
一言でいえば、喪中とクリスマスは元々の土台になる宗教の考え方が違いますので
「喪中とクリスマスは関係ない」です。
法要や葬儀の運営で有名な、『メモリアルアートの大野屋』さんのサイトのこちらの記事でも
喪中のクリスマスはどのように過ごせばいい?喪中期間のイベントのマナーについて解説!
と、あります。
喪中のしきたりに関しては、上記のメモリアルアートの大野屋さんの記事がとても読みやすく、わかりやすく書いてあります。
長い記事ではないので、一度は読むのをお薦めしますが、結果としては
「クリスマスは喪中でも楽しんで良い。ただし、日本では相手によるし、家の中で静かに楽しむのが良いだろう。」
ですね。
もっとも、キリスト教圏の方々だって、クリスマス期間はのんびり静かに過ごしているものですよね。
喪中のクリスマスは相手や場合で対応するしかない
日本では、クリスマスと言えば、本来の宗教的なものではなく、すでに商業的な経済イベントとして扱われていることが多いです。
さらに、忘年会シーズンなども重なり、飲み会の目的になっていることも‥
本来のクリスマスとはかなり違っていますので、確かに喪中にクリスマス会と言うと
「喪中にお祭り騒ぎなんて‥」
と思われてしまうこともありそうです。
ただ、年配の方でも、
「喪中にお祭りなんて‥」
と言われる方もいれば
もともと仏教とは別なので、お孫さんの喜ぶ顔が観たいのでクリスマスプレゼントを買ってあげたいとか、ツリーを飾ってあげたいと思う方もおられるようです。
なので、年齢は関係なく「相手による」という大野屋さんの記事は的を得ていますね。
職場などで新年のあいさつをするときなども、喪中だからと言う方は割とおられます。
「クリスマスいつもどうしてます?」などと、なんとなく話題の中に取り入れて聞いてみるのもよいかもしれません。
喪中でのクリスマスをすごすには
訃報って、たまに続くことがあります。
自分も、数年前から、長年飼っていたネコが亡くなったり、子どもの頃からお世話になっていた親戚の叔父が、短期間の間に続けて3人亡くなったり、母方と父方の祖母が同じ年に他界したこともありました。
初詣は神社より寺派となりました(笑)
大人になってからは、一人暮らしなので、大きなクリスマスツリーを飾ることもなくなっていましたが、ケーキとごちそうを食べる習慣はなんとなくありました。
ケーキはともかく、昔は、一緒に住んでいた家族にお肉が食べられない人もいたので、クリスマスはオデンだったり、すごく適当でした。
今でもクリスマスにオデンはよくやります(笑)
この年はオデンに茶めしもつけていました。峠の釜めしの容器で炊いています。
喪中とかあまり気にならない感じにウヤムヤに仕上がります。
「売ってたから買ってきた」感もありますね‥
喪中はクリスマスケーキどうする?
クリスマスケーキは、店頭で見ると華やかで、嬉しい気分になりますね。
年末が近づくと、デパートやスーパー、コンビニなどでも『クリスマスケーキの予約』などで、カタログが並んだりします。
ところで、クリスマスは喪中とは関係ないと言いながら、どうにも
「喪中に合わないのでは‥」
と思わせてしまうのが、サンタさんの乗ったクリスマスのデコレーションケーキではないでしょうか。
海外のクリスマスでは、シュトレン、パネトーネなど、どちらかと言えば保存のきく伝統的なお菓子がメインです。
そう、日本でいうところのお節は、保存のきく料理をお重に詰めて、三が日をお料理しなくてゆっくり休めるようにとの配慮ですが、それと同じです。
日本でよく売られているクリスマスケーキは、お祝い事のようなサンタさんの乗った華やかな赤白のデコレーションが多いですね。
イチゴの赤と、生クリームの白が、お祝い事の紅白をイメージさせて、日本人の好む配色なのではないかと思います。
そのため、あのデコレーションケーキが、晴れやかなお祝いの場を象徴してしまっている感じがあり、
「喪中に合わない」
という感覚を呼び起こしてしまうのではないでしょうか。
経済効果をあげるための商業イベントだというなら、喪中には落ち着いた色のケーキを食べれば良いんじゃない?
母の日のカーネーションも「おかあさんのいない子は白いカーネーションを」なんて言いますし‥
赤白のデコレーションでなくとも、美味しそうなケーキは沢山ありますので‥
真っ黒に見えるケーキや、オペラなど美しい光沢のケーキ‥
しかも黒いのに美味しそう‥!
いや、美味しい‥!
喪中とクリスマスは関係ありませんが、気分的に華やかなものは敬遠したいものです。
だけど、美味しいものを食べて、気持ちをやすめてあげるのは、時には良いと思います。
実は私も
「うちは今年喪中だからチョコレートケーキにしよう」
と、予約注文してしまいました。
喪中の時は、色を選んで美味しいケーキを買ってみてはいかがでしょうか。