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一人暮らしで突然仕事がなくなったら!生きるための知識を持とう

投稿日:2017年12月13日 更新日:

ある日突然、解雇されたら?
これを書いている2017年12月、現在は好景気と言われていますが、不況が続いた頃は、有名大学での新卒が小さな会社にも入社できないという状況でした。

今でも、働く人々の収入は消して高いわけではなく、非正規雇用で成り立っている経済は相変わらずです。

若い人口が減り、2020年の東京オリンピックも控えて、人手不足になっているので、確かに以前より雇用は確保されていますが、有期雇用はいつどうなるかわかりません。

自分の生活を守るために不正に解雇された場合など常に対応できるよう知識を得ましょう。

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ある日突然、解雇されたら?一人暮らしで仕事がなくなると生活ができない!

私は、リーマンショック後の不況の折、失業を2回経験しました。

1度目の失業のあと、必死で就職活動をして、どうにか小さな会社に入ったのですが、その際に、ひどい目にあいました。

それまで、派遣の形で仕事を続けておりましたので、ようやく自分の望んだ安定した生活ができたと、喜んでおりました。
あの不況の頃の、ハローワークでの求人に応募を繰り返しては届く不採用通知に、経験した方でしたら、誰しも気がおかしくなりそうだったことでしょう。

ようやく自分の生活に光が差したと思ったのもつかの間でした。

解雇予告はあっけなく突然に

正規雇用を前提とした職場で、試用期間として数ヶ月働いていたある日のことです。
ある日、こちらも自分より年下の上司に当たる女性から呼び出され、
 「あなたは辞めてもらうことになりました。社長とも相談の上です」と言われました。
 始めたばかりで、確かにミスはあり、完璧にはできていなかったものの、慣れていけばできない仕事ではないと思っていたので、ショックをうけて、何か大きなミスでもありましたかと聞いたところ、
 「やはり無理があると思う。見ていて無理そうだと判断した」と言われました。
 これが解雇予告なので、これから1ヶ月の間にほかを探してくださいと言われ、呆然としました。
自分の年齢的に、正規雇用の仕事を得るのはこれが最後のチャンスだと思っていたのです。
 
 私と同じ仕事で同時期に入った方は、やはり私より年下でしたが、派遣で入っていたし、若いながらも結婚されていて、生活には困ってなかったので、お昼を一緒に食べに行った時にその話をすると、
「いいじゃありませんか。私なんてもう今でも辞めたいです。派遣の契約が終わったら速攻やめますよ!この仕事は向いてないみたいです」
と、ズケズケ言っていました。

「私は一人暮らしだし、好きな仕事でもないけど、やっと決まった仕事でそこまで言えないわ・・・」

若い彼女を羨ましく思いつつ、暗い気分で次の仕事を探すことになりました。
失業給付を受けていたとき、職業訓練校にも通っており、職業訓練校でお世話になった先生がたも、仕事が決まったと言ったら喜んでくれていたのに、こんなことになってしまうなんて・・・

なにより、技術を身につけて頑張っていた自分にも自身が持てなくなってしまいました。
本当にこの先、生きて行けるのだろうか・・・

解雇を受けた会社は買い手市場でトンデモな事を言ってきた

その会社は比較的若い社員で構成されており、社長も若い、いわゆるベンチャー企業でした。
数人で立ち上げて、起動に乗ったところで人を少しずつ増やしていて、設立してから間もない会社でした。

私の入った部署は仕事を辞める人が多く、部署の担当責任者は私が入った時から長期で休んでおり、その部下なのか、同僚として下で働いていたアルバイトの女性が私に仕事を教えてくれていたのでした。
そのアルバイトの女性も、体調が悪いとかで仕事を休みがちで、実際私と先ほどの派遣の女性が教わったことをボチボチやっていて、たまに出勤してきた女性に仕事の流れを教わるという有様で、その部署自体が香ばしい雰囲気の漂うグループだったのですが、こちらも後がない状態でようやく見つけた職場ですので、周りが休んでばかりでも、たとえ自分の体調が悪くても、仕事がつらくても、弱音ははくまいと頑張っておりました。

そんな状態のなか、突然の解雇予告はこたえました。
仕事をしながら就職活動すると言っても、楽なことではありませんし、使用期間中はアルバイトと同じ時間給だったので、休めばダイレクトに収入に響くのです。

今思えば、ずいぶん真面目でいることを自分に強いていたようです。
派遣の彼女がぶつぶつ言いながら仕事をしている間も、自分はなんとかこのまま続けさせてもらえないかと、仕事に不満も言わず働いていたのです。

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トンデモ解雇予告でブチ切れた私

そんな鬱屈した日が続いたある日、解雇予告をした上司の姉さんが、仕事が終わる頃、また私を呼び出しました。

もしかして、最近の私の仕事を見て、解雇を取り消してもらえることになった?
そんな期待はすぐに打ち消されました。

なんと、あなたの次に入る人が決まったとのことでした。
「若くて仕事に不慣れなので、私が他の仕事が見つかるまでの間、その人に仕事を教えてください」
などと仰りやがるのです。

「はあ?」です。
「はあ?」2度目です。

なんのことはない、私よりも安い給料で働いてくれる若い人が入ることになったので、私が邪魔になったうえに、自分で仕事を教える事になると負担なので、辞めていく私に仕事の引継ぎをしろと言う訳です。

なんでそんなことしなきゃあかんのアホかと。

大体、私の仕事ぶりが無理してると思ったから辞めさせることになったんじゃないんですか?

そんな人に仕事教えさせていいと思うんですか?

翌日、私は仕事をバックレました。

唯一、仲良くしていた派遣の彼女にメールをして事情を伝え、

「もうやだ、バックレていい?」と送ったところ、

「そんなのバックレ当たり前ですよ!バックレてください!でも私がそれを知ってることは内緒ですよ!」

と言ってくれました。
私より若いですが保身もきちんと身に着けた賢い娘さんです。

「もう出社しませんので置いてある私物(ひざかけ)は捨ててください。」
上司にメールしたところ、カンカンに怒った上司が返信して説教してきました。

突然辞めてしまうのは社会人としてどうのこうのとか能書きたれてましたが、突然やめさせたのはそっちだろと言うのをぐっとこらえて
「解雇予告は、あくまで、解雇された人が次の職場を探すための猶予期間であり、新人を引継ぎさせるための期間ではありません」
と返信を送ったところ、
「わかりました。私物は処分しておきます」
と、返信が来ました。

あとで派遣の女性から聞いたところによると、私物の処分は彼女が命じられたそうです。

本当に捨ててしまっていいんですか?送ってもいいですよと言ってもらえましたが、彼女にお手数をかけるのも申し訳ないので捨ててくださいとお願いしました。
お気に入りのひざ掛けでしたがそれはしかたありません。

というわけで、再び失業の身に戻ってしまったのですが、その時は幸い、心苦しいながら親に生活費を援助してもらうことができましたので、どうにか他を探すまで生活はつながりました。

解雇を受けておかしいなと思ったときはうやむやにしない!

持ち前の我を出して、かえって自分的にはスッキリしましたが、このとき、親に援助をしてもらえなかった場合は生活保護も考えていました。

不当解雇で訴えればと言ってくれる方もおりましたが、一ヶ月前に解雇予告が出ているので不当とも言えず、グレーのまま解雇を受けました。
しかし、あの会社に関わってくだらない時間を過ごしているより、他を探す方が無駄な時間を使わず済んだと思います。

私を解雇した会社は、自分らの歪んだルールを棚に上げながら、生活のかかっているこちらの弱みに付け込んでやりたい放題でした。
そんな会社に長く居ても、私に仕事を教えてくれていた休んでばかりのバイトの人らのように体を壊して心も蝕まれて行くでしょう。
変なところでいい子ではいられないので、自分が潰れると思った時は逃げて良いと思います。

その後、給与は安いのですが、比較的居心地の良い大きな会社に派遣で入りました。
少々のミスをしたところで、やり直せばよいと思える環境で、精神が立ち直りました。

給与が安いため、生活が苦しくなり、やむなくそこからも転職することになるのですが、自分を否定されてばかりの環境に居るよりは、ずっと慰められました。

現在、非正規雇用の人が増えています。自身もいまだにそうなのですが、生きて行くため、自分で自分の身を守るためには、社会生活で必要な最低限の知識は得ておくべきだと、心から思います。

とりあえず解雇された時には、離職票を早くに手配してもらいましょう。
これは契約期間満了で仕事が終了した場合でも、1度でも契約を継続していて、継続の意思があるのに仕事が継続できなかった場合、給付制限がないので、失業給付の手続きが早くできます。

少しでも安心を手に入れるために、法律の勉強もしておきましょう。

こちらのサイトでわかりやすく説明されています。
ワークマナビ~雇用契約満了で退職した場合、給付制限はどうなる?

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